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2012年10月

時計のベルトについて #6 尾錠とDバックル

Ddbackleback

ストラップを止める金具を尾錠といいます。時計色に合わせたいところです。シルバーならあまり問題になりませんがゴールドだとローズゴールドかイエローゴールド、艶ありかマットかで悩みます。また、尾錠だとどうしても引っ張ってストラップを傷めてしまいますので、金属ブレス時計のバックルのように時計を止めるDバックルというものを買うのも手です。
DバックルはeBayで買うと安く(千円ちょいから)で買えます。

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時計のベルトについて #5 色について

Beltface

ストラップの色は様々です。染色でどうとでもできますから。先述の通りオサレな人は時計のストラップとズボンのベルト、靴を揃えたりするようです。自分は時計に合った色を選ぶようにしています。自分が集める時計は古いものが多く、文字盤が焼けて茶色っぽくなっているものがあるので、これらには少し明るい色をつけています。

自分は古い時計ばかりなので水道の水じゃぶじゃぶとかダイブとか全面水に漬かる用途はよくわかりません。ラバーかウレタン、NATOストラップとかでしょうか。それとも金属ブレスか。

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時計のベルトについて #4 素材について:裏材

Beltback_3

ぶっちゃけ時計で一番不潔な部分です。汗がこもり、ジトジトと暖かく、養分は汗と革から取り放題。うーん、自分でもイヤな気分になってきた。しかし金属ブレスの時計のコマとコマの間もものすごいんですよ。
ここで二つのアプローチがあります。
ひとつはゴムや樹脂を引いて湿気をシャットアウトする方法。表革への浸透はかなり防ぐことができます。ただ裏地がムレそうで自分は使ったことがありません。
もうひとつは積極的に湿度をコントロールする方法。例えばアルカンターラ(東レのエクセーヌ)などの湿気に強い合成皮革を使う、Di Modell社のAEROライニングのように裏革に多数の穴を開け、中材に湿気を持たせて裏地を術らかにする方法。どちらも数本持って乾燥のおやすみを与えてあげる必要がありますが。自分はAEROライニングが大好きになり、今は極力この方式のストラップを買っています。夏でも汗がたまらないんだもの。

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時計のベルトについて #3 素材について:表革

Beltstack

やってまいりました時計の彩り時計の華。この装いこの色で時計の印象がガラリと変わります。
オシャレさんはストラップとベルトと靴の色・デザインを揃えたりするようですね。うちの場合なにぶん百本以上あるので、時計に一番合ってると思うストラップを選んでつけてしまい、TPOにあわせて時計を選ぶようにしています。病院行った時グリュエン・カーベックスつけてったら見えなくて大変だったワ。
まあ、それはともかく。
表革です。なんといっても最高はワニ。クロコダイルの、腹の少し大きな鱗のところを取った(鱗の線が竹のように見えるので)竹符が最高級です。最近は安い材料(牛革)に鱗模様をプリントする技術も進んでいるのでうっかりつかんじゃわないように。わかって使うならいいですが。
竹符というれば玉符というのもあります。これは鱗の角がとれて丸まっている部分です。ちょっと値段は落ちます。これはこれで綺麗ですが。あとサイドワニとかいろいろ。
ちょっと落ち着いたところで牛(カーフ)、ダチョウ、ラクダ、トカゲ、象、ヘビ、魚(シャーック、ナイルパーチ・鰻etc)などなんでもかんでも使っていますが自分の好みはトカゲ。テジュ・リザード(Teju)というトカゲの製品がとても好きです。ただしCITES、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、いわゆるワシントン条約にひっかかるので輸入で買うときは注意が必要です。
また、中芯とかなくて無垢のラバーとかウレタン、布(NATOストラップ等)もあります。

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 時計のベルトについて #2 革ストラップの構造

まずはごく普通の革ベルトから。
普通に売っている革ベルトは実は3層になっています。表面の素材、中芯、裏財です。
中芯はなかなか見れませんけど。表の革と裏の革は色とか手触りとか違いますよね。もし表がワニ革で裏もワニだったりしたらそれは無双といってすごい仕立てです。ひれふしちゃいます。
中芯は強度部材なので見た目はぱっとしません。
されこれを重ねるわけですが、端の処理方法が数種類あります。ヘリ返し仕立ては表革で中芯をくるみ裏革を貼り付けます。高価な表革をのりしろにしちゃうので高くなります。
フランス仕立ては裏革で中芯をくるみ表革を付けます。表革のほうが裏革より高価なことが多く、さらに硬いものが多い(へり返し仕立ては鰐の鱗とかを曲げなくちゃいけないわけで)多少安くなります。

切り身仕立というのはくるんだりせず表革・中芯・裏革と重ね合わせて接着・縫い合わせたものです。よこに中芯が露出しちゃいますので、コバ塗りという手法で横に塗料を塗り磨いてわからなくします。革が最小限で済むしなによりくるんだりせずラクチンなので安く作れます。
自分はもちろんへり返しが好きですがお財布の都合やそんなこと言ってられ無い変態サイズの場合切り身も使います。フランス仕立てはあんまりおつきあいしたことがありません。どうも耐久性とか不安で。どうなんでしょうか。

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時計のベルトについて #1 総論ー

Beltcollection

古い時計が好きです。
古い時計は革ストラップを巻くことが多いです。金属ブレスはあんまりありません。
だからストラップが好きです。革以外に布とかもありますけど。ゴムは古い時計にはあんまりないですね。
あと金属ブレスは一見汚れていないようにみえて超音波洗浄かけると凄いことになっちゃうので時々時計から外して掃除するのがめんどくさいというのもあります。まあ革も臭くなりますからものすごい衛生状態なんでしょうけど。
今回はストラップについて無駄話をしていこうと思います。

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ジラール・ペルゴ 写真その2

前の写真があんまりだったので撮り直してきました。
Face_2

。綺麗ですね。

Move_2
Kohaze

機械。とっても綺麗です。長いコハゼがとくちょう。

Hige

心臓部。ブレゲヒゲという製造も調整も面倒な機構がついています。また耐震装置がついていて少々の衝撃なら耐えるかも。ヒゲゼンマイはエリンバー合金かな? 銀色をしています。
やあ素敵な時計を手に入れました。

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ジラール・ペルゴ 14K無垢 1940年代

Face

Move

ジラール・ペルゴです! 世界三大メーカー(パテック・フィリップ、バシュロン・コンスタンタン。ジラール・ペルゴときどきブレゲ)の一角を担う高級メーカーです。諸般の事情で安く譲ってもらいました。
金無垢です。ずっしり詰まってます。文字盤はピカピカでダイヤ? が埋められています。宝飾をうっかりやると下品になりますがこれは清楚ですね。
機械はすばらしいです。各部のつくりのよさもありますが、コハゼという部品の形状が大好きです。上部の二段になった歯車(ぜんまいが入ってます)を押さえるラチェットなのですが、これが棒状になっていてカタカタ動きます。大好きです。
大事に使おうと思います。

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ストラップを付ける

Rajahstrap

Coldsteel Rajah 1は伝統的ナイフ、ククリをモチーフにした巨大なナイフです。例によって輸入したのですがあちらも分かったものでCamping Goodsという名目でした。儀礼用の側面が強いためポメル(お尻の金属)に紐のぽんぽんを付けたいなと思っていたところ友人に作ってもらいました。
前は同社のEspada、後ろがRajahです。なかなか綺麗になったと思うのですがどうでしょう。

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スパイダルコ バイ・フォールド

Bifoldclose

Bifoldopen

なにこの……何?
スパイダルコの不思議ナイフです。トリガーを引くと刃が出てくる。ていうか刃に開いたトリガーを引くと胴体と刃のガードが外れる、というべきか。
ないのか?と思うのですが、横に出てくる分にはいいらしいですね。実際国内でも販売していました。刃は短いですが握りやすく案外重宝します。
ブレードは440Cの鋳造だそうです。ヒケがあるかもしれませんっていいのか、それで。今ならレーザーカットで作るんでしょうが時代ですねえ。
持ってみないとわからないタイプのナイフですね。商業的には失敗作ですが。
ちなみにアメリカでもオートマチックナイフの規制が進んでいるらしく、バイフォールドはあちこちで断られました。友人にタイの店を見つけてもらいセーフ。日本の銃刀法は縦に90°以上回るものという標記で、横に開くものの規定はないんですね。

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懐中時計を虫干しする#13 精工舎 19セイコー

15watchriver

1419seikomove

1419seiko

さて今回これでおしまい。
19セイコーは鉄道用に作られた名機です。とにかく頑丈、正確、しかも国鉄放出品が出回っているため安価と三拍子そろっています。ちなみに太平洋戦争中の航空機用時計も19セイコーの発展型でした。でも自分の持っているのは民生用の安物、しかも年代の違う部品を無理やり詰め込んだガッチャです。石も少ないし。でも性能を発揮するあたり謎です。
ほかにもウォルサム・ヴァンガードとかキイストンハワード シリーズ3とかあるはずなんですがどこへやったかわかりません。なにしろこんな有様で。
お読みいただきありがとうございました。

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懐中時計を虫干しする#13 精工舎 ライト

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精工舎の薄型高級、ライトです。確かにずいぶん薄く仕上がっています。これもスワンネック微動緩急装置がつきかなりがんばっています。うちの固体は見かけは綺麗ですが油が腐っていてほとんど動きません。ぜんまいは巻けるしテンプも動くので分解掃除に出せば治ると思うのですがそこまでしてご老体を酷使することもなかろうということで宝箱のすみで眠っています。

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懐中時計を虫干しする#12 精工舎 ナルダン型

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12naldinback

もう名前までそのまんま。ナルダン社の時計の影響を強く受けた時計です。薄型高級。うっかりすると原型のナルダンより高かったりします。
青焼きネジにスワンネック微動緩急装置、石数も結構多く独自の工夫も見られるそうで、ずいぶん憧れた機械です。

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懐中時計を虫干しする#11 精工舎 エキセレント

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TIMEKEEPERに続く精工舎の懐中時計です。まあこの時代中身は外国のまねっこであまり他国と比べるものではありません。でも愛しいのです。

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懐中時計を虫干しする#10 精工舎 TIMEKEEPER 18型

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なんか箱からして恭しい感じですね。
日本で最初に作られた懐中時計はTIMEKEEPERの20型らしいです。違うかもしれませんけど。これは少し小型化したTIMEKEEPERの18型。20型が欲しかったのは正直なところですがこれはこれで貴重なモデルと重い明日。うちで唯一のシリンダー脱進機付き。いやなに旧式の証明です。

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懐中時計を虫干しする#9 キイストンハワード シリーズ0

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こちらはうってかわって近代的なモデル。キイストンハワードが悪いわけでは決してなく、このシリーズ0も素晴らしいつくりです。23石、ジュエルドバレル。なんだかよくわかりません。
インビクタを紹介した時二番が磨耗した話をしましたが、これは二番受け・押さえにもばっちり石が入っています。ケースは14金、磨耗しているものの微細な彫刻が施され、他にもあっちこっち絢爛豪華です。でも鉄道時計規格通しているので時刻合わせは面倒です。

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懐中時計を虫干しする#8 オールドハワード シリーズII I

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懐中時計を虫干しする#8 オールドハワード シリーズIII
あ、機座ネジがいかれて回っちゃってる。
ハワードという会社は幸か不幸か後に変な名前だけ残すことなく潰れましたが高品質な時計を作っていました。しかしハワードは二世代に分類されます。というのはハワードという看板だけうっちゃったんですね。すなわち看板が同じだけで全然別の会社になっちゃってます。まあ、よくある話です。
古い方を俗にオールドはワード、新しいほうをキイストンハワードと俗に呼んでいます。
これはオールドはワードのモデル。鍵巻きです。竜頭がありません。背面の中蓋に二つ穴があって、それに鍵をさしこんで回し、ぜんまいの巻き上げと時刻合わせを行います。
つくりはきわめて重厚で、めんどくさいのと重いのとで全然使ってません。

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あ、機座ネジがいかれて回っちゃってる。
ハワードという会社は幸か不幸か後に変な名前だけ残すことなく潰れましたが高品質な時計を作っていました。しかしハワードは二世代に分類されます。というのはハワードという看板だけうっちゃったんですね。すなわち看板が同じだけで全然別の会社になっちゃってます。まあ、よくある話です。
古い方を俗にオールドはワード、新しいほうをキイストンハワードと俗に呼んでいます。
これはオールドはワードのモデル。鍵巻きです。竜頭がありません。背面の中蓋に二つ穴があって、それに鍵をさしこんで回し、ぜんまいの巻き上げと時刻合わせを行います。
つくりはきわめて重厚で、めんどくさいのと重いのとで全然使ってません。

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懐中時計を虫干しする#6 ヘブドマス 8日巻

06hebdomasface_2

ぜんまい巻くのってめんどくさいですよね。
あれが愉しみでもあるのですが。
実際クォーツ以前にもさまざまな電池時計が製作されました。バネ振り子を電磁石で揺らす電磁テンプ、音叉でラチェットをまわす音叉時計……今回はもうちょっと古いアプローチです。
ぜんまいすっげぇ巻けるようにすりゃいいじゃん。
かくてこの機械は背面全面が主ぜんまいとなり、時計の頭脳であるばね振り子は表側(時計技術的には裏側)に追いやられてしまいました。おかげで前からばね振り子(重りであるテンプ)の動きが観察できるのは怪我の功名でしたが、あおりをくって文字盤が小さくなってしまいました。
一週間竜頭を引かなくていいほど精度が高いかはヒミツ。
あと駆動音が結構大きくてうっかりぜんまい巻いちゃって今週一週間コチコチに悩まされるのもヒミツ。

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懐中時計を虫干しする#5 ハミルトン 992B

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05hamilton992b

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992Bは先にご紹介した992のサブタイプのようです。
ヒゲッゼンマイという部品にエリンバー合金というステキな金属を使っています。
ヒゲゼンマイって何やねん。
実はぜんまい時計には通常二つのぜんまいが入っています。ひとつはエネルギーとなる主ぜんまい。一日4~5周しかしません。もうひとつはヒゲゼンマイ。ヒゲゼンマイはテンプという重りと組み合わさればね振り子として機能し、時間を刻みます。主ゼンマイが心臓ならヒゲゼンマイは脳でしょうか。
992はこのヒゲゼンマイが鋼でした。青い色をしています。992Bはエリンバー合金を使っています。エリンバーがどれくらいステキかというと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%89%E3%82%A5%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%A0
こんくらいステキな合金なのです。
おかげで互換性はなし。アメリカ鉄道時計のお約束通り時刻合わせは風防外してレバー引いて……
950Bという時計もあります。欲しいけど買えない。

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