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2011年11月

オメガ・スピードソニック ザリガニが帰って来た

Speedsonic

オメガは高級ブランドの顔をしていますが結構はっちゃけた製品も作っています。
かつては液晶デジタル腕時計なんかも作っています。音叉時計にも結構魂込めてました。
で、作ったのがこれ。オメガ・スピードソニック。甲冑のような形状で通称ザリガニ(Robster)と呼ばれています。電池式で理論上1/300秒計測というクロノグラフ(ストップウォッチ付き時計)です。以前一度ご紹介しましたが分解掃除に出し帰って来ました。日付表示がずれる癖があったのですがこれもばっちり直っています。

08060001

文字盤装飾過剰でちょっと見づらいですが、実用で使ってやろうと思います。

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アトモスが帰って来た

Atomos

ジャガー・ルクルト アトモスはかつてご紹介しました。ガスの充満した缶が温度差で伸び縮みする作用を使って外部からの動力なしで動作する「空気時計」です。分解掃除に出して半年、ついに帰って来ました。修理代9万以上かかっちゃった……
とにかく綺麗になったし数年はお金かかりません。基本的に触らないで動くものですし延命のため止めておいてもガスは抜けます。ぜんまい・電池等の動力源を不要にした機構を積んだが故に数年に一回心臓部メンテの必要があるというのも皮肉なものですが。
まあ、のんびり使ってやろうと思います。

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P2Xどうしようかなあ

http://www.akaricenter.com/led_light/surefire/p2x-b-bk.htm
シュアファイアの新製品、P2Xが年末出るそうです。すごいのは500ルーメンという狂気の照度。lowモードは15ルーメン(砲弾型LED1個か2個くらい)なので照明としては想定しておらず、いきなり500ルーメンです。どれくらいすごいかというとかつてのシュアファイアの突入作戦用フラッシュライト6Pが60ルーメンでちょー明るいとされていたことです。8倍て。
性能から考えれば激安ですが、アトモスの修理の懐ダメージは大きくさらにもうすぐスピードソニックも帰ってくるし、電脳コイルのブルーレイ買っちゃったし。
ナイトロンのイエローが出たら即買いですが。

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E2L AAストラップを付ける

Ring

シュアファイアのE系列はランヤード(下げ紐)をつけるランヤードリングが付けられません。シュアファイア社の公式見解は「クリップに穴あけといたからそこに付けろ」です。当然ランヤードはボディ中央から生えることになります。ヤジロベエじゃないんだから。
となるとテールかヘッドのねじ切りに挟む手ですが、シュアファイアE系のネジはネジ部に導通がなく端部のみで電気を伝えます。このためにロックアウト機能(スイッチのねじをゆるめておくとボタンを押しても点灯しない)などが働くのですが、今回のようにものを挟むと点灯しなくなってしまいます。
しかしそこで頭の切れる人がいて、接点のほうにランヤードリングと同じ厚みのリングを挿入する手で問題を解決しました。たまたまその人が工作得意だったとのことで綺麗なリングとランヤードリングができてしまいました。
それを付けるとこんな感じです。AAがさらに実用的になった感じです。

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シュアファイア E2L AA

E2laacompare

シュアファイア社は基本軍事・警察向けの懐中電灯を作っており、電池は充電池仕様を除けばほとんどCR123Aというリチウム電池を使用する製品がほとんどでした。日本では「カメラ用電池」として売っているバカ高いライトです。そのシュアファイアが一般に近づこうと、単3電池を使ったライトを出してきました。E2L AA Outdoorsman。アウトドアズマンは元々光量をおさえてランタイムを稼いだシリーズで、この製品も光量は80ルーメンと押さえ気味です。そのかわりランタイムは3時間、実用点灯時間9時間とわりと実用気味。また光量は二段調整ができます。ちなみに電池はエナジャイザーのリチウム単3が入ってました。まあ、ストリームライトの懐中電灯もエナジャイザー電池が入ってましたし、そういうものなのでしょう。
写真は手元からミニマグライトAA(LED化改造)、E2L AA、Solarforce L2rです。L2rは単3×2本のボディにP60互換ヘッドというムリムリな機械です。
E2L AAは案外古くさい外観で、手のあたる部分にはナーリング加工がしてありますし、形状も古きよきシュアファイアをなぞっています。これは嬉しい誤算でした。

Minimagaal2r

発光はこんな感じ、左からミニマグ改造、E2L AA、L2rです。さすがにP60系バルブ投入したL2rにはかないませんね。というかマグライトXL50より暗いです。
シュアの日常に対する答えとして使ってやろうと思います。

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ハミルトン 992(2)

さて992と992Bをさらに比較してみましょう。
機械は受け板の分割こそ違いますが、輪列はほとんど同じ構成です。まあこの時代の時計の輪列はパターンが決まっていてどこも似たような構成ですが。違いは時計の心臓部、調速機です。時間を刻む部分ですね。実体はばね振り子です。テンプという円環状の重りをひげぜんまいという細いうずまき状のばねが押さえ、このびよんびよんという往復回転振動で時間を刻みます。

992escape_2

上が992、下が992Bです。992は青い金属(焼き入れ鋼)のうずまきなのに対し、992Bは白い金属を使っていますね。これはエリンバー合金という、温度に影響されにくい合金です。耐磁性もあります。これを発明した人はノーベル賞もらってます。温度不感と磁気対策のどっちを優先したのかは自分は知りません。992は992Bとちがい、テンプに切り込みが入り、またよくみると二種の金属を張り合わせて作っています。これは膨張率の違う二種類の金属を貼り合わせることで、温度が上がって膨張すると巻き込むように変形し膨張分を吸収するような仕掛けになっています。992より高級な950のエリンバー採用版950Bではテンプにも特殊な合金を使っていますが、992Bでそこまでしているかは知りません。ともかく992Bは一体の金属で、切れ込みも入っていません。
992Bのほうがより進化したしかけを積んでいるのにということになりますが、やはり姉妹機である992は欲しかったので、これがよい機会でした。
いつかは950と950B欲しいですねえ。すごく高いけど。

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ハミルトン 992(1)

これはアメリカ懐中時計の全盛期、レイルウェイアプルーブド(鉄道の運行に使える高品質なグレード。週差30秒以内とか、当時としてはムチャクチャ厳しい要求を通している)の時計です。以前992Bを紹介しましたが、992はその原型タイプです。比較の前に全体を流しましょう。

992face

左が992、右が992Bです。992のほうが気合が入っていますがそれはそれ。992B金張りだし。このころのアメリカ鉄道時計の特徴として竜頭は引けません。時計合わせのたびにいちいちベゼルを外して、2時位置にあるレバーを引き、竜頭を(引かずに)回して合わせます。

992muve

機械は綺麗ですね。って板の分割が全然違うやん! 飾り模様(コート・ド・ジュネーブ模様)こそ同じだけど! まあともあれ両者磨き上げられた機械で、当時の日本の鉄道時計と比較するとやっぱり戦争しちゃいけない国と戦争したんだということがわかります。

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戦争中の時計(3)

アメリカはどうだったかというと。
Moveちょっと寂しいですね。石も断然少ないです。でも自分で作っているだけ偉いという見方もあるでしょうし、そもそも戦争は何十年も続かないんだから数年持てばいいから必要最低限の機能を満たせばいいというのも考え方です(日時が下ってからの軍支給品には、電池蓋のない交換不能のクォーツなんかもありました)。ただでさえ人件費が高いところに戦争で時計技術が押さえられ、20世紀初頭くらいまでは絢爛豪華だったアメリカ時計はスイスに敗北することになります。

そこで日本。

Photo

寂しいですね。
でも自力で作っていただけでも褒めてあげましょう。中身はモリス社のパクリが多かったようですが、当時としては仕方のない事でせう。

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戦争中の時計(2)

レコードのほうが一回り大きい話をしました。

Granarecordmovement

実は機械の大きさはほぼ同じようなものなのです。レコードの時計は機械とケースの間に隙間があいています。写真では外して置いてある板バネが間に挟まります。耐衝撃性を確保しているのですね。グラナはどうしているかというと。

Granarecordbalance

こんどの写真は調速機、時計の心臓部です。上がグラナ、下がレコードです。真ん中のピンクの石(ルビー)に注目してください。これが一番折れやすい天真と呼ばれる軸の軸受けです。
グラナには金属のパーツがはまっていますね。実はこれがバネになり、軸受け自身が振動を吸収する機能を持っています。つまり両者別の方法で耐震機能を実現しています。技術的には今回はグラナのほうが新しいですが、ドイツ軍向けの時計でレコードと同じ方法で実現しているものも見たことがあります。

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戦争中の時計(1)

さてさきにスイス・レコード社の第二次大戦イギリス軍用時計を紹介しました。ちなみにスイス・グラナ社の第二次大戦ドイツ軍用時計も持ってます。中立国として戦争両方に物資売りつけてたわけですね。えげつないことするなあ。

Granarecordface

左がグラナ、右がレコードです。デザイン似てますね。アラビア数字のレイルウェイダイヤル。グラナが文字全体に夜光を塗っているのに対し、レコードはドットに留めています。

Granarecordback

浦を見るとなるほどドイツ陸軍を示すDHマークとイギリス連邦を示すブロードアローが刻印されています。レコードの方が一回り大きいですね。これは理由があります。
長くなるんで以下次号。

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セイコー ロードマーベル

Lordmarvelface

セイコーの戦後を象徴するマーベル系列が好きです。ロードマーベルはマーベルの豪華版で、日本初の高級時計といったところです。まだグランドセイコーはありませんでした。というか後にロードマーベルより上としてグランドセイコーが出て二番手に落ちました。その後10振動という飛び道具を得てロードマーベル36000として復活します。いままでロードマーベル36000を2本、ロードマーベルを2本持っていたところに追加ですからちょっと無駄遣いしすぎな気もします。

Lordmarvelmove

文字盤が綺麗なので日常使用しようと思い購入しました。この状態のロードマーベルにしては安く手に入りました。使ってやろうと思います。

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RECORD ブロードアロー

Recordbelt

レコード社は、1903年にスイスで創業した会社だそうです。これはイギリス、または英連邦で使われたことを示すブロードアロー(三本線の矢)がついています。購入元の説明によれば第二次大戦で使われたとのことです。実際、裏蓋を開けてみると中の機械がバネでフローティングされていて衝撃を多少吸収するようになっています。自分の手持ちではドイツ陸軍用のGrana(スイス製)も同じようなつくりでした。さすが中立国戦争当事者双方に売って金儲けしてたんですねっ。
W.W.W.の刻印があります。もちろんインターネットの事ではなくウォータープルーフリストウォッチの略だそうです。
この時計は軍用のくせに精密なブレゲヒゲと呼ばれる機構がついています。ぜんまいのほどけ具合(ばねがほどけるわけだから力が弱くなる)を補正する仕掛けです。軍用時計にしては豪華なので手を出しました。

Recordmove

ちょっと落ち着いたらグラナと比較してみようと思います。

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Dバックル 12ミリ

Dbackleback

これまでグリュエンを数個ご紹介してきましたがグリュエンの細長いモデルは長さこそ44ミリとかありますがベルト取付部の幅(ラグ幅)が14ミリという中途半端な数字でした。後期のスクエア型のは16ミリ等があるので交換も簡単なのですが。14ミリ幅だと短いものが多く自分にはちょっときついのです。お気に入りのDi Modell社やHIRSCH社などはこういう細い製品も出しているけど日本に正規輸入してないし。

Dbackleside

やむなくとりあえずeBayで購入しました。デザインはよく、汗を吸収するAEROライニングを装備していて装着感もよいですが短いです。しょうがないので外側にひとつ穴をあけました。しかし装着がしにくいです。この時計ベルトの根元をくわえるように装着する構造で、ベルトがハの字になっちゃうんですね。
ということで、メタルブレスレットのように付け外しできるようにするDバックルを装着してみました。いや12ミリ対応のDバックルなんてあるんですねえ。もちろん本体に合わせた金色。本体金貼りに対しメッキですけど。

Dbackle

わりと綺麗にまとまった気でいるのですがどうでしょう。

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拡散玉

Kakusandama

普通のライトは光を飛ばすために集束させます。ところがテントなどで使用する際は中心だけが明るくなって周囲が見えず、捜し物なんかでは不自由することがあります。そこでディフューザーという製品があるのですが、要するにすりガラスで、当然前方にしか飛びません。そのため立体形状のものがあります。
http://www.bekkoame.ne.jp/i/nakatajun/oveready/items/safetywand.html
でもシュアファイアのPシリーズ用はあるけどEシリーズ用はなかったのです。
で、拡散玉なる製品が出たのでE用を買ってしまいました。

Day_2

左から拡散玉、上記のディフューザー、昔eBayで7ドルだったかで買ったディフューザーです。
点灯するとなるほど拡散するのがわかります。実際拡散玉は7ドルのディフューザーより同じライトに付けてもかなり明るく、なるほど値段なりのことはあると感心しました。

Night

結局マグライトXL50(ベゼル径がEシリーズと一緒)に付けて使っています。

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BUND ストラップwithグランドセイコー

とりあえずグランドセイコーは背面の金色のメダリオンが鬼門です。ステンレス地に貼り付けてあるので汗を吸って崩壊します。なので裏当て付きのベルトを付けてみました。

Gsafter

グランドセイコーは本来こうじゃなくてクロコダイルでも付けるべきなのかもしれませんが、まあこれはこれで似合うのでよしとしましょう。

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ユリス・ナルダン 手巻き

Nuldinface

にゃるだんは船舶用マリンクロノメーターなどで有名な会社です。複雑時計もすごいです。
……これは婦人用の安物ですけど。それでも石数は多く二番車まで石が入っています(この時代にしてはがんばってる感じ?)。コハゼという部品の構造に思うところがあって購入しましたが、自分の欲しかった構造ではなかったです。

Nuldinmove

まあ可愛いのでベルトを付け替えて使ってやろうと思います。

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セイコー アルピニスト 4S15

4s15face_2

えーと、アルピニストです。
さきに紹介した6R15より以前の型で、4S15という機械を積んでいます。
6R15が6振動だったのに対し、これはなんと8振動!
……なんだかわかりませんね。
一秒間にカウントされる拍数を何々振動と呼んでいます。これが高ければ高いほど精度は上がるのですが、機械にかける負担も多くなります。市販品は基本が5振動、6振動のものもわりとあり、8振動以上をハイビートと呼んでいます。ゼニスなどは10振動を作っていますし、セイコーが12振動まで出したことがあります。ブレゲが20振動を作ったそうですが200万ちがいらしいですね。一般使用では8~10振動がが限界でしょうか。コンクール用20振動なども試作はされたようですが。

4s156s15

でも機械がヘビーデューティーすぎて耳つけても機械音がほとんど聞こえないのです。だめじゃん。
あと文字盤にサイクロップスレンズ(日付を大きく見せるレンズ)がついてます。つまり6R15になってコストダウンしたということでしょうか。

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セイコー アルピニスト 6R15

Alpinistface

どうでもいいがSEIKOで検索するとSeikoなるAV女優がヒットするのなんとかならんかな。
山歩きはしないし、もしするならGPSでも買いますが、6R15という中の機械に興味があって落札してみました。秒針規正(竜頭を引くと秒針が止まるぞ!)、手巻き機能(ぜんまいが竜頭で巻けるぞ……ファイブは自動巻きだけで手巻き機能がないんです)を付けたタイプです。
さすがに蓄光は明るいです。頑丈さも気に入りました。巻き上げも良好。しかし簡易方位機能というのは
「時針を太陽に向けると時針と12時の中間が南を示す」という少年誌に必ず載っているような代物で、これにインナーベゼルと竜頭が付いているのは微妙に無駄な気もします。
さすがガチ実用のアルピニスト、裏蓋はメチャクチャ硬くて中拝めませんでした。残念。

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HMTブロードアロー

Hmtface

HMTというのはインドの時計会社らしいです。インドの会社ですが、12時位置に三本足の矢印、いわゆるブロードアローと呼ばれるマークが付いています。イギリス軍がなんでインドの時計を、と思ったらブロードアローはイギリス軍だけでなく旧イギリス植民地でも使われるそうで、これはたぶんインド軍用ですね。
機械は普通です。いやほんと普通。

Hmtmove

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グランドセイコー 56GS

56gsface

グランドセイコーは死にかけのをひとつ持っていたのですがまともな品質のが欲しくなって手に入れました。この系統の弱点である日付送り、裏蓋の金メダリオン共に生存。
ムーブメントは一応最上級とはいえみかけは割と普通ですね。まあスーペリアが異常なんですが(1分刻みで全部植字してる)。日差は測らないので(そもそも秒単位の生活はしないし、2日続けて同じ時計をつけることも滅多にない……梅雨時は数少ない防水時計を使うけど)わかりません。たぶんいいと思います。

56gsmove

とりあえず裏蓋のメダリオンがこれ以上腐らないように、裏当て付きのベルトを注文しました。

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グリュエン 手巻時計

Gruenface

またグリュエンですか。
またグリュエンです。
今度は普通の時計です。
いやー普通の時計も作ってたんですねっ。
ベルトは純正がついていました。ボロボロの。とはいえ捨てるわけにもいかず、新品ベルトと交換して宝箱の底に死蔵しようと思います。

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