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とけいの入門について(1)

さて紹介してきた時計もかなりの数になってきました。
ここらで一度コレクションを振り返ってみようと思います。これから時計収集はじめられる方にも、お役に立てるといいなと思います。
長くなるので時々別件が入るとおもいます。

a)腕時計・懐中時計
まずはここからでしょお。もっとも現在一本目の実用品に懐中時計を選ぶ人はいないと思いますが、コレクションを続けていくといつか懐中に当たることになります。腕時計が紳士の持ち物になって百年ちょいしか経っていないのに対し、懐中時計は数百年の歴史がありますから。我等がセイコーも懐中をずいぶん頑張っていました。いまも鉄道の運転台に置かれるのはセイコーの懐中時計です。

b)国産か、舶来か
正直価格あたり品質だと日本製が圧倒的です(現行では。骨董は別)。でも、時計ってデザイン性や工夫、そこにつまった技術者やデザイナーの夢を買うものだと思います。自分のお気に入り企業についてはまたいずれ。

c)クォーツ・機械式 いちおう音叉式も
実用上はクォーツ一択です。巻かなくていいし、数日は時計合わせ必要ないし。実際セイコーが世界初のクォーツ腕時計を販売して、すぐにスイス時計業界はガタガタになりました。機械式は手巻きなら毎日巻き上げ、自動巻きなら身につけている必要があり、しかも一日数十秒はあたりまえに狂います。また、3年程度に一回、分解掃除(OH)を依頼して注油してもらわなければなりません。
それでも機械式のコチコチいう機械の温かみ、秒針の細かな振れは魅力的です。また、機械式は針を駆動するトルクが強いので、太くて長くて立派な秒針を使えます。
音叉式は……昔はありました。クォーツより安くて機械式より高精度という感じだったのですがクォーツに敗北しました。電池も手に入りにくい水銀電池です。それでも完全スイープ(流れるような)運針は魅力的ではあるのです。

d)手巻き・自動巻き
基本的に自動巻きはローターという半月状のおもりを腕の動きで回転させ、この力でぜんまいを巻き上げます。しかし自分の場合毎日時計をとっかえひっかえする(2日同じ時計をつけることはめったにない)ので自動巻きでも止まってしまうので、手巻きも愛用しています。自動巻きは背面にローターがつくので重く厚くなるというデメリットもあります(一部例外あり)。

e)新品・ヴィンテージ・アンティーク
新品買うのが無難です。保証あるし、現在の機械技術で作られてるし。
でも昔の製品、とくにクォーツショック以前の品はいろいろと個性があって面白いです。ちゃんと整備すれば十分実用で使えるものが多いです。防水はないも同然なのでトイレに行く時は外しておく必要がありますが。

f)防水について
30気圧防水で300メートル潜ることはできません。30気圧の水中で手を振ったら圧は30を大きく超えてしまうからです。日本の潜水時計はそこまで考慮していますが。
ヴィンテージ・アンティークは、それがどんな製品でも防水は死んでると思った方がいいでしょう。手洗い、雨天では外してしまっておきましょう。自分は雨が降りそうな日はダイバーズ付けていきます。

g)3針・2針・クロノグラフ・複雑時計
とりあえず入門は3針、つまり時針と分針と秒針がついた普通の時計を買ってみましょう。秒針の無い2針はドレッシーですが動いてるか不安になります。とくに自動巻きモデル。
クロノグラフというのはストップウォッチ付き時計のことです。ちょっとした時間が測れて便利ですが(病院でもう何十分まったなーなんてのは、でっかいストップウォッチじゃできないですものね)、本体の高さもさることながら、分解掃除は2~3倍くらいのコストがかかります。
他にもリピーターやソヌリ、パーペチュアル(ロレックス除く)などの複雑時計がありますが、そもそも採算的にこれらを手に入れる力は自分にはありません。

さて次からは自分が持っているもの中心にメーカーの特徴など行ってみますか。
完全に独断・生兵法で。

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