« とけいの入門について(1) | トップページ | とけいの入門について(3) »

とけいの入門について(2)

これからいろいろな時計メーカーを紹介しようと思います。
ただ、評価はかなり偏ったものです。また、自分の財力で確かめた企業のものだけなので、例えばパテック・フィリップ社のような雲上企業は述べることができません。
まずは国内メーカーから。

セイコー
精工舎が時計を作り始めたのは意外に古く1896年ごろ(諸説あり)だそうです。最初の腕時計である初代セイコーローレルの発売が1913年。世界的に腕時計が認知されたのがカルチェ・サントスの1904年ですから案外早いです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%AB
の写真は自分の私物です。
モリス型、ネーション型等を経て、戦後の時計になります。モリス型は15石の(当時としては)高級タイプを一時期日常使いしていました。案外頑丈です。

Photo_2

かつてはちんまい秒針が6時位置についているいわゆるスモールセカンドでしたが、スーパー型、ユニーク型、マーベル型と本中三針、つまり秒針が時分と同軸になり、なおかつスモールセカンドから歯車でセンターに中継した「ズル」でない時計を作り出します。マーベルは十分日常使用できますし、分解掃除に出したらセイコーから部品の供給が出たのは驚愕しました。
マーベルは高級時計ロードマーベルに進化し、さらに上にグランドセイコーが位置づけられたために二番手扱いになり、ばね振り子を通常の倍の振動数としたロードマーベル36000に進化します。

Cronosouter_2

また興味深いのはセイコーは一時期開発拠点が二カ所(諏訪、亀戸)あり社内競合のような状態にありました。諏訪のクラウンに対し亀戸のクロノス。魅力的なモデルです。

Ups

当初は極めて高価だった自動巻きもありましたが、1969年、ついにセイコーは世界初のクォーツ腕時計(置き時計はもっと前からありました)、セイコーアストロンを発売します。その後クォーツの低価格化により世界の機械式時計メーカーはグダグダになってしまいました。この現象を「クォーツ・ショック」と呼びます。セイコーのクォーツでは、高級機スーペリアや高精度機スーペリアツィンクォーツを持ってることがちょっと自慢です。
その後あまりに大衆時計というイメージがついたため高級ブランドクレドールを立ち上げレクサスみたいな戦略をとろうとしますがあまりうまくいった感じではないですね。
ともかく時計業界の巨人ですね。数千円で買える機械式のセイコー・ファイブも魅力的です。
懐中時計がまた魅力的なのですがそれはまたその時に。

|

« とけいの入門について(1) | トップページ | とけいの入門について(3) »

とけい・とけい」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: とけいの入門について(2):

« とけいの入門について(1) | トップページ | とけいの入門について(3) »