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2011年10月

Hamilton Seckron

Hamiltonface_2

先にドクターズウォッチについては掲載しました。秒針がちまっと6時位置にあった時代、脈拍などを取りやすくするために秒針を大きくしたモデルです。ハミルトンのセクロンはこの代表的モデルです。欲望に負けて買ってしまいました。
しかしこれ販売先米国だけでした。日本に送ってくれないか、とメールしたら最初はシカト。数日して再送したら「yes」の一文字。早速即買価格入れて送料はいくらか聞いたら「こちらで払う」と。親切なのか慇懃無礼なのかわかりません。
グリュエンより装飾が少ないですね。顔は白に青焼き針で綺麗です。

Hamiltonmove

ムーブメントも17石となかなかです。ブレゲヒゲですね。もちろん耐震装置はありません。
これも気に入ったので日常使用してやろうと思います。

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KRILL LIGHT

Krilloff

位置を示すマーカーライトですね。興味があって入手しました。単3×2ですから案外でかいです。点滅付きのほうがよかったかな、などとも思いますが。相手の位置はすぐにわかります。集団行動のマーカーとして色を合わせてまとめ買いするとかよさそうです。

Krillon

http://www.kriana.com/aa-krill-lights

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TorchLAB L3 H/M/L Triple - Three Level Drop In (3.0-9.5v)

Tripleface

ご存じCREE XP-Gを3発納めたシュアファイアP60互換のバルブです。なんとびっくり明るさ1000ルーメン。素のシュアファイア6Pが60ルーメンですから隔絶したものがあります。もっとも3.0Vから点灯するといってもフル発光は4.8Vから。うちは3.7Vで使いますが。今回は100%→30%→5%の調光機能付きを入手しました。
XENOのセイフティワンドと組み合わせて夜間照明として使うのにいい感じです。ソフトスタート機能がついていてフィラメントのようにふわっと明るくなるのは良いやら悪いやら。30%はそこそこ使えますが5%はいらない子もしれません。

Triplelight

Tripleroof

本国に少数まだ残っていますのでもしご所望の方はメールください。

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ベンチメイド 710SBT

Benchmadeopen

ベンチメイドは1998年創業らしいです。最初はバタフライナイフを作ってたようです。シンボルマークもバタフライ(蝶)です。近年AXISロックなるロック機構を用いた折り畳みナイフを出してきました。ベンチメイドは箱の色で金>青>黒>赤と種別しているらしいですがこれは青です。SBTの意味はコンボエッジ(半波刃)、BT2なるコーティング、154CM or M2 steelの刃、G10(プラ)のハンドルということらしいです。レバーを引きながらだと刃はフリーになり一振りで繰り出せます。閉じるのもレバーを引き片手でできます。

Benchmadecloe

出すほうはカーショウのスピードセーフのほうがやりやすいですが、しまうのは圧倒的にこちらが楽ですね。重厚感もあります。
刃はダイヤモンドヤスリで軽く研いだだけなのでまだわかりませんが硬めでいいです。

Benchmadelogo

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レビュートーメン クリケット

Criket

クリケットは、元々はバルカンという会社(先述)の作っていたアラームウォッチです。1986年にレビュートーメンに買収されたのでレビュートーメン・クリケットになりました。最近バルカンというブランドが復活したので再びバルカン・クリケットが作られるようになりましたが、これはその中間のタイプです。
なにしろ竜頭と一つのボタンでぜんまい巻き上げ、アラーム用ぜんまい巻き上げ、アラームON、アラームストップ、時刻・アラーム合わせを行うので操作法は超複雑です。

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グリュエン ドクターズウォッチ?

Doctorsface

またグリュエンですか。
またグリュエンです。
今回はドクターズウォッチ。ドクターズウォッチというのは、ちんまい秒針が6時位置にちょこんとついてるのが当たり前だった時分、秒針を大きくして脈拍などをとりやすくしたモデルです。

Doctorsmove

今回手に入れた機械はドクターズウォッチにしては華美すぎるという話もありますがどうなんでしょうか。
あとグリュエンで有名というとジャンピングアワー(12時、24時で文字盤インデックスが1~12、13~24に瞬時に切り替わる)ですがさすがにあれはなあ。

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とけいの入門について(11)

その他
ポレオット

Poreotto

ソ連の時計会社です。スイスのバルジュー社の7734というクロノグラフ、コピーしたのかそれともライセンス受けたのか酷似した機械を生産し、その共産圏な微妙なダサさと廉価で人気でしたが、最近なんか高くなりすぎです。
自分のポレオットはクロノグラフ(ストップウォッチ機能付き)で1万5千円でした。クロノは既出のユニバーサル・ジュネーブを愛用しているためあまり使っていませんが。

ラ・ファーレ

Index

夜光塗料の開発前に暗闇で時刻を知るのに、レバーを引く・押すとカンコンカンコンとベルが鳴る機構が使われたことがありました。これをリピーターといいます。1分単位で測れるミニッツリピーターを頂点として、5分ごとのファイブミニッツリピーター、15分ごとのクォーターリピーターがあります。自分は暗闇で便利かと思いクォーターリピーターを購入しましたが、機械は美しいものの実用性はゼロでした。キンコン音を注意深く聞いて時間を知るより携帯開いた方が早いです。
ラ・ファーレはこのリピーターで有名な会社です。うちのもどうもラ・ファーレ製のようです。
詳細よくわかりません。すいません。

駆け足で自分の持つものについてご紹介してきました。しかし世の中星の数ほど時計メーカーがあります。探求は続けていかないと。

とりあえず時計紹介これでおわりです。まだまだごく一部をさわったにすぎません。
みなさんも時計を楽しんで下さい。

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とけいの入門について(10)

グリュエン

Gryuen330

1874年創業。最近ぱっとしませんがかつては凄い企業でした。
時計を腕にあった曲面にするため中の機械まで湾曲させてしまったカーベックス、とっても薄いのが自慢な(あんまり薄くない気もするけど)ベリシン、スモールセコンド(6時位置にちいさく付いてる秒針)の時代脈拍を取りやすくするため秒針を大きくしたドクターズウォッチ、1~12時表示が瞬時に13~24時表示に切り替わるジャンピングアワーなどが有名です。目的はわかるがそこまでやるかな技術志向で、機械も綺麗で見事なものです。
経営上の都合でスイスブランドとなり、過去の栄光で食いつないでいる感じです。最近はカーベックスという名称の、カーベックスのくせに文字盤が曲がっていない時計などを売っています。

マラソン

Marathon

軍用時計を主に生産している企業ですが、最近は納入されているものはごく一部製品だけのようです。また、実際の兵隊さんたちは自腹でGショックなどを使うことも多いようですね。しかし自分などは、普通の時計では時計が袖に隠れて十分蓄光せず肝心のときに光らないことが多いところ、マラソンの大部分の機種はトリチウムによる夜光を採用しているので蓄光関係なく光り、映画館などで重宝します。自分は手巻きのGeneral Purpose Field WatchとクォーツのTSARを使っています。

ハミルトン
992bfaceハミルトンカーキが有名ですが鉄道用などの懐中時計、992や950なども有名です。
自分は懐中時計の992B、LEDデジタル時計のパルサーを持っています。992(Bでないもの)や950欲しいなあ。でも992はまだしも950は高くて買えないや。
これらを含めたアメリカンウォッチについては、
http://www.antique-pastime.com/seminar/
が詳しいです。

あとハンプデンとイリノイの腕時計を持っています。どちらも綺麗です。

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とけいの入門について(9)

ブローバ

Bulovarailroad

水晶やばね振り子ではなく音叉の振動で調速する音叉時計で有名なブローバは、音叉以前にも高品質な製品を出していました。ライセンス提供を渋っているうちにクォーツが低価格化し、中途半端な性能しか持たなかった音叉時計は廃れました。しかし毎秒360ステップ、実際には流れるような秒針の運針は、とても癒されるものであるのです。
音叉時計であるアキュトロンは1.35ボルトの水銀電池を使っており、今の1.55Vでは合わないため、電圧降下アダプタのアキュセル1などを使用する必要があります。またブローバは音叉末期には調速を音叉でやるのを諦めて水晶を積み、音叉は単にモーターとして使うアキュクォーツを出しました。イロモノ中のイロモノですがこちらはクォーツの精度と流れるような運針、そして電池は酸化銀電池と使いやすかったりします。

Bulovarousseau

音叉が廃れた現在、シチズンの機械を使ったPrecisionistという製品を出しました。普通のクォーツが毎秒1回、機械式が5~8回動くのが普通のところこれは16回動きます。しかも年差10秒。シチズンはなんでこの機械積んだ製品出さないんでしょうかねえ。

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とけいの入門について(8)

アメリカ
先述の通りスイスが時計王国になったのは20世紀以降の話で、その前にアメリカ時計がブイブイ言わせていた時期があります。スイスの方が人件費が安かったこと、戦争で軍需品を作ったり簡易なモデルを作ったりしたことからすっかり衰退してしまいましたが。

ハワード

Howard_series0

ここは腕時計じゃなくて懐中時計メーカーです。潰れました。
実際にはハワードという名前をつける権利をキイストン社に売り飛ばしているので、実際にはオールドハワードとキイストンハワードの二系統になります。オールドハワードは高級一辺倒だったようです。とはいえキイストンハワードが劣悪というわけではなく、むしろこれも見事なものです。自分はオールドハワードのシリーズIII、キイストンハワードのシリーズ0、シリーズ3を持っていますが、どれも綺麗な仕上げです。
ちなみに日本三大がっかり名匠のひとつ札幌時計台の時計はハワード製です。

ウォルサム

Vangardface

ウォルサムは現在もありますがスイスに移籍し、現在は日本の平和堂貿易のブランドになっています。ハワードと違い、普及機種も多く作りましたが、高品質なものは本当に素晴らしいです。といっても自分が持っているのは高級懐中のヴァンガード23石と、大戦中の軍用普及機くらいです。
ハワードもそうですが、20世紀初頭くらいのアメリカ鉄道時計は規格が週差30秒他というとんでもなく厳しいもので、作りがものすごくよい上精度も出ますが、安全対策で時刻あわせが超たいへん(まずベゼルを外し、2時位置のレバーを引き、竜頭を回す。竜頭は引けない)です。

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とけいの入門について(7)

このへんからは知識も記事も少なく持ってること自慢だけになります。
ワイラー

Movement_3

1890年創業。世間の時計が耐震装置を備えていく時代、普通の会社は最も繊細なばね振り子(テンプ)の軸にばねを入れてショックで可動するようにしたのですが、この会社はテンプ自体をたわみやすい機構でつくり衝撃を吸収するようにしました。これをインカフレックスといいます。まあ何しろ振り子をたわみやすい素材で作っちゃいかんだろう。ということで廃れました。

バルカン

Top

バルカンは1858年創業で、クリケットというアラーム付きの時計が有名です。一時期レビュートーメンという会社に買収されて、自分はレビュートーメンのクリケットを持っています。あとバルカン社では小型のものを一つ持っているっきりですが、品質は素晴らしいです。

ジャガー・ルクルト

Atomos

これまた高級ブランドです。スポーツ時風防を守るために時計がくるんとひっくり返るレベルソが有名です。自分は腕時計は持っておらず、アトモスという置き時計を持っています。温度差でタンクのガスが収縮することで、電池などなしで動く空気時計です。しかし数年に一回、十万円近い保守整備費用が必要なのはダメージでありました。

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とけいの入門について(6)

オメガ

Speedsonicface

自分が言うまでもなく一流ブランドです。現在はスウォッチグループという大きなグループの傘下にあり、一部製品はこのグループの機械、またはそれを魔改造した機械を使っています。高級時計ですが冒険心も強く、かつてはデジタル時計や音叉時計(音叉の振動で調速する時計)を出したりしてました。現在もコーアクシャル脱進機なるものを使い分解掃除間隔を大幅に延ばしたモデルとか色々がんばっています。
自分はオメガジュネーブという低価格ライン、スピードマスター・スピードソニックという音叉クロノグラフ(音叉時計で、これにさらにストップウォッチ機能を付けたもの)、コンステレーション(通常機能の高精度モデル)の音叉モデルを持っています。まともなのジュネーブしかないですね……

ロレックス

Rolex

言わずと知れた会社ですが実は雲上のような貴族的高級ブランドではありません。あくまで実用性に優れた堅牢な時計です。クォーツショックのときクォーツの導入が遅れたのが却って幸いし、機械式時計一直線の印象を持たせることになりました。クォーツもちょっと作ってますが。
新技術の導入にも熱心で、誤解のされっぷりとその実の研究熱心さはまさにメルセデスを連想します。
自分はヴィンテージの手巻きオイスターを一個だけ持っています。

グラナ(サーチナ)

Grana_2

グラナ社は1938年にサーチナ社に名前を変更しました。それ以前のものを好んでいます。
自分が時計にはまったきっかけはシチズン・ホーマーでしたと書きましたが、もしかしたら縁日で買った一円玉大の動作不良のグラナが初めだったのかもしれません。分解掃除を依頼したところ完調になり、調べてみるとブレゲヒゲ、バイメタル切りテンプなどといった高度な(金がかかり調整に手間の要る)機構を搭載していました。しかし上京の際紛失。今でもトラウマになっています。
ドイツ軍用の時計が割と手に入れやすいです。

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とけいの入門について(5)

スイスの時計に移ります。スイスといえば時計のメッカといった印象ですが、時計の歴史を200年早めたと言われる天才アブラアン・ルイ・ブレゲがいたりしましたが、アメリカの時計を越えてきたのは20世紀始めくらいからだったりします。
スイスといえばロレックス・オメガが有名で、実際これらを重視する人も多いですが、ロレックスは労働者用の高品質な時計、というイメージも抱かれることがあり、真の雲上はパテック・フィリップ、バシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ等と捉えられることも多いようです。もちろん自分には縁がありません。一時期パテックフィリップの安いのを買おうかと思い詰めたことがありますが、価格は軽自動車並、分解掃除に軽自動車の維持費並にかかることが分かり断念しました。

ユニバーサル・ジュネーブ

Face

いきなり、それですか。
ユニバーサル・ジュネーブはあまり聞いたことのない会社かと思います。クォーツショックでメタメタになり、なまくらなクォーツ製品を出していましたが、最近中の機械まで自力で作るマニュファクチュールとして更生しました。まだぱっとしませんが。値段もかなり高くなったので現行品は様子見で、中古ばかり集めています。代表作はポールルーター、ホワイトシャドウ、コンパックスシリーズでしょうか。
ポールルーターは薄型自動巻き、自動巻きの時計は半円形の「ローター」が腕の動きで回ることでぜんまいを巻き上げるので機械とローターの二階建てになり、どうしても重く厚くなるのですが、ポールルーターは時計機械の階に小さなローターを押し込み、残りのスペースに時計機械を配置しています。このため大幅に薄くなりました。ホワイトシャドウは薄型化をさらに進めたモデルですが、秒針のない2針なので好みはわかれるかと思います。

Rotor_2

コンパックスはクロノグラフ、つまりストップウォッチ付きの時計で、さまざまなバリエーションがありますが素のコンパックスが一番信頼できると思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%96
の写真は全部自分の所有物だったりします。
http://en.wikipedia.org/wiki/Universal_Gen%C3%A8ve
英語サイトにも使い回されていたりしました。

Silkstrap

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とけいの入門について(4)

その他の日本メーカーですね。
オリエント
業界の三男坊。耐磁時計にわざわざ磁石ブレスレット付けたり、ルビー・サファイアが百個個付いた時計を出したりとワヤクチャです。決して基礎的な力が低いわけではないのですが。石を百個つかったグランプリ100を所有していますが、自動巻きの巻き上げのスムーズさ、進み遅れの調整装置の精緻さなど優れたものです。
今でも機械式を作ってるのも偉いですね。

Grandprix64100face

タカノ
これは知らない方も多いと思います。
タカノが腕時計を作り始めたのはセイコーやシチズンよりずっと遅く、昭和32年のことでした。最初の機械はラコー社のパクリでしたが、自社開発したタカノシャトーは「世界一の薄型腕時計」を標榜して昭和34年に発売されました。約二カ月でセイコーのゴールドフェザーに抜かれましたが。
さらに昭和36年には伊勢湾台風で大被害、昭和37年には会社再建のためリコーの協力を得、リコー時計株式会社と改名。かくてタカノの名前は途絶えました。
ここで狙うならやはりシャトー型でしょうか。

Takanoface_2

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とけいの入門について(3)

シチズン
どうも二番手というイメージが覆せないシチズン。セイコー・ゴールドフェザーに対抗してダイヤモンドフレイクを出したら、ファイブに対しクリスタルセブン、と名称でも対抗心ありありです。

Homertrain

自分が時計趣味に目覚めたのはシチズン・ホーマーの鉄道車掌用の放出品でした。顔は地味だが精度は高くいまでも愛用しています。ほか、音叉式のハイソニック、外周ローターという機構を積んだジェット、機械式時計の動力を電池におきかえた(クォーツを積んでいない)電磁テンプなど魅力的です。

Hisonicface_2

国内ではクォーツオンリーですが、海外ではまだ機械式もやっています。

カシオ
自分が初めて親に買ってもらったのはカシオの吊るしの1980円でした。その後父が弟に2980円のストップウォッチ付きを買い与えたため悶着しました。
世の中の軍人さんがこぞって買い求めるのは誰あろうGショックです。カシオ自身は戦争のイメージで売りたくないらしく宣伝しませんが。

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とけいの入門について(2)

これからいろいろな時計メーカーを紹介しようと思います。
ただ、評価はかなり偏ったものです。また、自分の財力で確かめた企業のものだけなので、例えばパテック・フィリップ社のような雲上企業は述べることができません。
まずは国内メーカーから。

セイコー
精工舎が時計を作り始めたのは意外に古く1896年ごろ(諸説あり)だそうです。最初の腕時計である初代セイコーローレルの発売が1913年。世界的に腕時計が認知されたのがカルチェ・サントスの1904年ですから案外早いです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%AB
の写真は自分の私物です。
モリス型、ネーション型等を経て、戦後の時計になります。モリス型は15石の(当時としては)高級タイプを一時期日常使いしていました。案外頑丈です。

Photo_2

かつてはちんまい秒針が6時位置についているいわゆるスモールセカンドでしたが、スーパー型、ユニーク型、マーベル型と本中三針、つまり秒針が時分と同軸になり、なおかつスモールセカンドから歯車でセンターに中継した「ズル」でない時計を作り出します。マーベルは十分日常使用できますし、分解掃除に出したらセイコーから部品の供給が出たのは驚愕しました。
マーベルは高級時計ロードマーベルに進化し、さらに上にグランドセイコーが位置づけられたために二番手扱いになり、ばね振り子を通常の倍の振動数としたロードマーベル36000に進化します。

Cronosouter_2

また興味深いのはセイコーは一時期開発拠点が二カ所(諏訪、亀戸)あり社内競合のような状態にありました。諏訪のクラウンに対し亀戸のクロノス。魅力的なモデルです。

Ups

当初は極めて高価だった自動巻きもありましたが、1969年、ついにセイコーは世界初のクォーツ腕時計(置き時計はもっと前からありました)、セイコーアストロンを発売します。その後クォーツの低価格化により世界の機械式時計メーカーはグダグダになってしまいました。この現象を「クォーツ・ショック」と呼びます。セイコーのクォーツでは、高級機スーペリアや高精度機スーペリアツィンクォーツを持ってることがちょっと自慢です。
その後あまりに大衆時計というイメージがついたため高級ブランドクレドールを立ち上げレクサスみたいな戦略をとろうとしますがあまりうまくいった感じではないですね。
ともかく時計業界の巨人ですね。数千円で買える機械式のセイコー・ファイブも魅力的です。
懐中時計がまた魅力的なのですがそれはまたその時に。

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とけいの入門について(1)

さて紹介してきた時計もかなりの数になってきました。
ここらで一度コレクションを振り返ってみようと思います。これから時計収集はじめられる方にも、お役に立てるといいなと思います。
長くなるので時々別件が入るとおもいます。

a)腕時計・懐中時計
まずはここからでしょお。もっとも現在一本目の実用品に懐中時計を選ぶ人はいないと思いますが、コレクションを続けていくといつか懐中に当たることになります。腕時計が紳士の持ち物になって百年ちょいしか経っていないのに対し、懐中時計は数百年の歴史がありますから。我等がセイコーも懐中をずいぶん頑張っていました。いまも鉄道の運転台に置かれるのはセイコーの懐中時計です。

b)国産か、舶来か
正直価格あたり品質だと日本製が圧倒的です(現行では。骨董は別)。でも、時計ってデザイン性や工夫、そこにつまった技術者やデザイナーの夢を買うものだと思います。自分のお気に入り企業についてはまたいずれ。

c)クォーツ・機械式 いちおう音叉式も
実用上はクォーツ一択です。巻かなくていいし、数日は時計合わせ必要ないし。実際セイコーが世界初のクォーツ腕時計を販売して、すぐにスイス時計業界はガタガタになりました。機械式は手巻きなら毎日巻き上げ、自動巻きなら身につけている必要があり、しかも一日数十秒はあたりまえに狂います。また、3年程度に一回、分解掃除(OH)を依頼して注油してもらわなければなりません。
それでも機械式のコチコチいう機械の温かみ、秒針の細かな振れは魅力的です。また、機械式は針を駆動するトルクが強いので、太くて長くて立派な秒針を使えます。
音叉式は……昔はありました。クォーツより安くて機械式より高精度という感じだったのですがクォーツに敗北しました。電池も手に入りにくい水銀電池です。それでも完全スイープ(流れるような)運針は魅力的ではあるのです。

d)手巻き・自動巻き
基本的に自動巻きはローターという半月状のおもりを腕の動きで回転させ、この力でぜんまいを巻き上げます。しかし自分の場合毎日時計をとっかえひっかえする(2日同じ時計をつけることはめったにない)ので自動巻きでも止まってしまうので、手巻きも愛用しています。自動巻きは背面にローターがつくので重く厚くなるというデメリットもあります(一部例外あり)。

e)新品・ヴィンテージ・アンティーク
新品買うのが無難です。保証あるし、現在の機械技術で作られてるし。
でも昔の製品、とくにクォーツショック以前の品はいろいろと個性があって面白いです。ちゃんと整備すれば十分実用で使えるものが多いです。防水はないも同然なのでトイレに行く時は外しておく必要がありますが。

f)防水について
30気圧防水で300メートル潜ることはできません。30気圧の水中で手を振ったら圧は30を大きく超えてしまうからです。日本の潜水時計はそこまで考慮していますが。
ヴィンテージ・アンティークは、それがどんな製品でも防水は死んでると思った方がいいでしょう。手洗い、雨天では外してしまっておきましょう。自分は雨が降りそうな日はダイバーズ付けていきます。

g)3針・2針・クロノグラフ・複雑時計
とりあえず入門は3針、つまり時針と分針と秒針がついた普通の時計を買ってみましょう。秒針の無い2針はドレッシーですが動いてるか不安になります。とくに自動巻きモデル。
クロノグラフというのはストップウォッチ付き時計のことです。ちょっとした時間が測れて便利ですが(病院でもう何十分まったなーなんてのは、でっかいストップウォッチじゃできないですものね)、本体の高さもさることながら、分解掃除は2~3倍くらいのコストがかかります。
他にもリピーターやソヌリ、パーペチュアル(ロレックス除く)などの複雑時計がありますが、そもそも採算的にこれらを手に入れる力は自分にはありません。

さて次からは自分が持っているもの中心にメーカーの特徴など行ってみますか。
完全に独断・生兵法で。

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