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ハミルトン 992B(1)

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機械式時計の心臓部、調速機は要するにばね振り子です。
ひげぜんまいと呼ばれる渦状のばねで、テンプと呼ばれる円環状の重りを振動させ、この振り子作用で時を刻みます。しかしこれを精度良く作るのは大変なことでした。テンプの重さに偏りがあれば、姿勢によって振り子の見かけの重さが変わってしまいます。また、ぱったんと平たく倒されたら軸受けの抵抗がかかわってきます。振り子は基本的に等時性を持つとはいえ実際には動力源の残量(主ぜんまいのほどけ具合=動力の強さ=ばね振り子の振りの元気のよさ)で少し時間が狂うので、ひげぜんまいの巻き方を工夫して補償したりして、どんどん話が複雑になっていきます。
そして姿勢差、等時性(ぜんまいのほどけ具合による時間の狂い)のほかに、時計には大敵がいるのでした。
温度です。

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