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2010年9月

とけいを新調する(2)

前回輪列の枚数と加速比もほぼ決まっているという話をしました。
実際、通常二番車は一時間に一周します。分針を司っています(時計あわせのためのスリップ機構を通じて針に繋がっています)。だから二番車は特殊な製品を除き時計の中央についています。時針は二番車を1/12して作るので、時計機構としては比較的重要視されません。
三番車は黙々と回転を中継します。
四番車は毎分一周します。秒針にピッタリです。
ここで問題は中心部には二番車が既に鎮座していることです。しかもテンプ直近にいる脱進機に寄せなければなりません。従って普通に四番車から秒針を出すと秒針が中心軸からずれた形状、古い時計・懐古調の時計によく見られるいわゆるスモールセコンドです。
しかしこれ、秒単位の計時は事実上不可能です。
「おーなんか動いとる」くらいにしか見えません。
実際一日数十秒、下手すると数分狂う機械式時計ではこれで分相応だったのですが、秒を測りたい用途も出てきました。脈拍をはかるとか、何時何分ちょうどをもって突撃開始とか。
御存知の通り、今の時計の多くは秒針が中央にでっかく鎮座しています(センターセコンド)。どうやっているかというと、まあ大抵は、二番車の軸が筒になっててその中を秒針の軸が通る、つまり二番車と四番車が二階建てになっています。二番から外の三番に出してまた元の軸の四番に戻し、そして脱進機にむかわせる。なかなかアクロバティックで、実際整備の難所になっています。

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とけいを新調する(1)

Empiremove

手巻き機械式時計でどうしても大きくしたいものが2つあります。
ひとつは主ぜんまいの入った香箱。大きくなればなるほどエネルギーを蓄積でき、動作時間が伸び、精度が安定します。
もうひとつはテンプ。時計の調速をつかさどるばね振り子です。大きければ大きいほど安定し、また相対的に工作精度によるアラ(姿勢をかえると狂うとか)を減らすことができます。
とはいえ時計の中心軸には針のためのゴチャゴチャがあるのでここは越えられず、これら2つの主要機構は概ね機械の外から中心軸までの円を描いていることが多いです。
主ぜんまい(の入った香箱)は巻き上げる必要があるので概ね竜頭のナナメ隣あたりにあり、日に5周くらいしか回らない主ぜんまいから毎秒2.5周期以上で動くテンプに至るまでには当然歯車を複数組み上げて加速していく必要があります。この加速歯車の群れをまとめて輪列といいます。
あとはテンプの、ばね振り子による往復運動を回転運動にかえて歯車の速度を制御する「脱進機」を間に挟んで機械式時計は完成します。説明されると案外シンプルな仕掛けです。
輪列の枚数と加速比もわずかな例外を除き今時は定番が決まっていて、歯車は基本的に3枚。それぞれ二番車、三番車、四番車と呼ばれています。一番がないのは主ぜんまいを納めた箱(香箱)に歯車(角穴車)が固定してあってこれが最初の歯車の役目をしているからです。
香箱とテンプの間はこの輪列と脱進機を中継しているので、両者は機械のなかでかなり離れた位置(大抵はほぼ反対側)にあります。
長くなったので以下次号。

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しゃけん

昨日車検に出した車、昨夜のうちに電話かかってきて
工場内でごっつん☆しちゃった、と。
ボンネットとテールゲートがやっちまったと。
それって前後景気よくやったってことですか。

今年の車検は安く長くかかりそうです……

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Surefire E1e

E1ebody

えー、懐中電灯です。
旧型です。
つくりは綺麗ですね。まあ、シュアファイアが最も輝いていた時代の産物ではあります。いまどきフィラメント方式です。
しかもすごいのはその明るさ。15ルーメン!
150ルーメンじゃないんですよ。
ちなみにシュアファイア社の主力機種6PLが120ルーメン。
シュアファイア最強のM6ガーディアンが500ルーメン。

E1efila

写真はCree XP-Gを搭載したシュアファイア6Pとの比較。
競争になってませんね。むしろ15ルーメンではよく頑張ったというべきか。
E1eの後継E1Lは45ルーメンになりました。
軍事よりのE1B Backupは110ルーメンです。
http://www.surefire.jp/product/detail.php?p_arrIndex[brand_cd]=1&p_arrIndex[category_cd]=1&p_arrIndex[subcategory_cd]=111&p_arrIndex[subsubcategory_cd]=111112&p_arrIndex[shohin_cd]=E1B-SL-WH&cnodeNm=0&subNodeNm=0
でもE1eのほうがかっこいいんです。
E1Bはシークレットサービスなどがポケットから素早く取り出す、などの用途を想定しつるりとしたラインで構成されており、自分は馴染めなかったです。

Lightmodule

海外通販でLEDバルブ発注しました。
http://www.lighthound.com/Veleno-Designs-E-series-Drop-In-Neutral-White-LED-3-Mode_p_3667.html
値段あわせるとE1L越えます。
でもかっこいいからいいんです。

E1eled

明るさはこんなもの。ちょい抑え目ですがスポットが広くて使いやすいです。
車検が案外安く上がったんでプチ散財モードです。

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Seraph P7 M Series Turbo Head

M6のためにLEDヘッドを買ったのですが、M6はフィラメントで使ってこそ、と思うようになりました。ゆっくりと明るくなる、暖かい色のフィラメントに癒されます。
とはいえ上記の通りLEDヘッドは買ってしまいました。さてどうしよう。
ときに先にOvereadyが気を利かしてくれた(6P Defenderロゴのボディをくれといったら、今はないからといって6Pロゴを送ってあとからDefenderロゴのボディをタダでもらった)ためボディが一つ余っています。これにLumens Factoryの変換アダプタ
http://www.lumensfactory.com/product_details.php?id=118&cid=11&sid=9&page=1
をつければヘッドをドライブできるはず。

M6seraph

ということで搭載してみました。ヘッドは6ボルトから対応ですから6Pボディで動くはずですが、なにしろ相手はSSC P7という強力なLEDチップ、一応延長アダプタ付けて電池三本で稼働させることにしました。

M6window

まずはM6の遠投性能。

Seraphwindows

次に今回のLED。
割といい勝負をしていますね。周辺光もよく出ていていい感じです。
愛用の懐中電灯が一つ増えました。

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シュアファイア M6-CB ガーディアン(3)

さてお楽しみの夜間比較です。
前回と条件が違う(ISO800モードにしました)ので直接比較はできませんので、基準としてまずいつものXP-G×3発を。
3xlight
あいかわらずフラットな配光です。
次にM6。

M6light

うー、ちょっとしんどい。ただスポットの輝度は高く、この距離では性能を活かせてない可能性があります。実際数百メートル先に照らしてもくっきりと相手を写します。
ちなみに光に手をかざすとはっきり熱いです。
次にM6をLumens Factoryのヘッドに交換。
明るさはXP-G×3発を越えるかな? しかし、あくまで「高性能なLEDライト」ですね。
M6のほうな独特の魅力はありません。

Lflight

最後にCree MC-E。

Mcelight

あいかわらず配光はきれいに切れていますが、配光内は明るくムラもありません。
価格がM6の1/10と考えると複雑なものがあります。

M6はしばらくフィラメントで運用しようと思います。

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シュアファイア M6-CB ガーディアン(2)

とはいえCR123電池が一本150円でも一回900円。2,700円/時間ですか……
ということで同時に発注してしまいました。
http://www.lighthound.com/Lumens-Factory-P7-M-Head-Assembly-3-Level-Version_p_3539.html
シュアファイアMシリーズ(M1,M2除く)用の代替LEDライトです。充電池を使えるのが巨大なメリット。タマはソウルセミコンダクタのP7です。
しかし光量こそあれどM6が「普通のLED懐中電灯」になってしまうので少し寂しくもどかしくあります。

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シュアファイア M6-CB ガーディアン(1)

Body

えー、今回のお題はこのナマコげな物体です。
HIDタイプ(とても個人が携行するものじゃない)を除けば、シュアファイア社で最高輝度を誇るコンバットライトです。どれくらいムチャかというと2本で1,050円のSF123電池を
http://www.surefire.jp/product/detailAccessory.php?p_arrIndex[brand_cd]=1&p_arrIndex[category_cd]=4&p_arrIndex[subcategory_cd]=144&p_arrIndex[subsubcategory_cd]=141441&p_arrIndex[shohin_cd]=SF2-CB&cnodeNm=2&subNodeNm=3
6本使用し、しかも最大輝度セッティングでは20分しかもたないという、凄い懐中電灯です。

Battcady

一時間で9.450円って(w
もちろんこんな代物をまともに運用するはずはなく、Overeadyで一本150円の電池で使うわけですが。
しかもこのM6、定価が74,550円。
eBayで新品送料込み31,440円で入手しましたけど。
内外価格差ってなんとかなりませんかねえ。せめてもうちょっと。Amazonの価格なんて82,740円ですよ。定価より高いって何ですか。
重さはかなりあります。まあ、電池6本使用ですから。しかしボディは手になじむ凸凹があり、なおかつ凸部には鋭いローレットが刻んであるため手持ちの感覚はいいです。

M66p

シュアファイア6Pよりさらにはるかに高いとはいえ、発光色はいかにもフィラメントで赤く、なつかしい気分になれました。

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