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2010年2月

ブローバ アキュクォーツ

機械式腕時計の秒針はクォーツに比べ滑らかに動きます。とはいえ実際には毎秒5回から12回くらいのパルスで動いており(2.5hz~6hz)、注意して見るとわずかに秒針がブレているのがわかります。
先日書いた、ブローバ社が開発した音叉時計は音叉の振動をラッチを使って回転力にかえるもので、毎秒360回ものパルスで動きます。もはや目視では完全に滑らかに見えます。
精度は劇的に向上し、電池駆動のため毎日巻いたり振ったりする必要もありません。
やった。
カコイイ。
音叉時計の未来は洋々たるものに見えました。
クォーツ腕時計が出るまでは。

クォーツ時計は水晶振動子のパルスで動きます。一部例外はありますが、大抵は32.768kHzを使っています。
ありゃま。
文字通りの桁違い。
とはいえブローバの方針が甘かったというわけでもないらしいです。
いや、結局は甘かったんですが。
クォーツが時計に使えることはずっと昔から分かっていました。A.W.マリソンがクォーツを時計に応用しようと図ったのは1927年。詳細は知りませんが巨大なものだったらしいです(ICがなかったから真空管式だったそーで)。半導体時代になっても、クォーツ時計を腕時計に小型化するのは難しいことでした。
しかし、1969年12月。
セイコー クォーツ アストロン発売。ご存じクォーツショックの始まりです。
とはいえ即座に音叉時計や電磁テンプ時計が死滅したわけではないようです。音叉時計の生産終了は1976年。クォーツ時計は高価で、低価格電池時計として音叉や電磁テンプが棲み分けるとか考えていたみたいです。実際、アストロンは当時45万円という高価格。
しかし、ここでも読み違いがありました。
ご存じの通りクォーツの低価格化は素早く、音叉だけでなく世界の時計メーカーが枕を並べて瀕死の状態に陥ることになります。
で。
長い前置きでした。
ブローバはクォーツショックで壊滅的打撃を受けるわけですが、その断末魔でこんなものを作っていました。
その名もアキュクォーツ。

Accuquartzface

音叉がついてます。
でもクォーツなんです。
音叉の自身の等時性は無視して、クォーツの振動にムリヤリ合わせてるんだそうです。
音叉は何をしているかというと、単なるモーター。
いや、だめだろそれ。
セイコーは超シンプルなステップモーターを使っているというのに、でっかい音叉とコイルが2個に、0.01ミリの歯を刻んだインデックス車。
もちろん廃れました。
しかしあまりの奇天烈さか知名度が低く、オクなどでもあまり値段がつかないようです。一万円程度でクォーツの精度で音叉特有の滑らかなスィープ運針が手に入るのは、なんちゃってスプリングドライブ的においしいかもしれません。電池はもう生産されていないのでヤフオクか個人輸入で代替電池を手に入れる必要がありますが。
この個体は傷も少なく、音叉の下にクォーツが付くロゴもクールで(自虐的ともいう)気に入っています。当然耳に近づけるとキーンという音叉の音。
Accuquartzmoveメカはこんな感じ(写真右)。水晶の缶は機械の下にあり見えないので普通の音叉時計のように見えますね。ただ音叉時計はトランジスタ世代ですが、アキュクォーツはICが載ってます。
電磁テンプをクォーツで規正する時計もあったらしいですが持ってないです。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(番外編)

うちの時計は最低二十年は経ったものばかり。金属ブレスの時計は少ないので、革または布ベルトを使うことになる。
当然、入手時ベルトはかなり傷んでいる。最悪ベルトはおろかバネ棒すら付いていなかったり。
また、過去の製品は今ほどベルトに頓着していないものが多く、純正ベルトが残っていてもかなりしょっぱかったりする。ユニバーサル・ジュネーブ、あんたの事だ(お
まあ、それはともかく。
正直人さまの汗と垢が染み込んだベルト使いたくないということもあり、時計を買ったら大抵ベルトは新調する。自分は肌が弱く痒くなったり発疹したりするので、ベルトの選択は死活問題だ。
ちょっと前までは簡単だった。巻き込み式(バネ棒がなく、ラグにベルトを巻き込んで接着するタイプ)以外は安くて高品質な茶谷製作所に依頼すれば済んだ。しかし胃ガンを発症し受付中止となってから音沙汰がない。闘病生活を送っていると信じたいが。
モレラートは安価だが自分の場合安い製品は痒くなる。あと低価格品は本格的に安っぽい。ただ新製品の「ルソー」は裏地もよくなかなかよかった。
http://item.rakuten.co.jp/mano-a-mano/u3496926/
あとヒルシュというメーカーのベルトが好きだ。
本格的に困った時はNATOブレスレットを使っている。

さてリサイクル企画・コレクションの経緯はこれでおわりです。
長々とおつきあいいただいてありがとうございました。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(24)

省みられなかった子たち
いやさ持ってることを忘れてた。
写真撮影のために取り出して、やっと「ああ、こんなものもあったっけ」といった塩梅だ。
かわいそうな子たちである。

Gruen

Gruenmove

まずはグリュエン社の詳細不明機。カーヴェックスよろしく裏蓋は腕の丸みにあわせて湾曲しているが開けてみたら機械は普通だった。ブレゲヒゲ(ぜんまいの巻き具合による誤差を補償する、技術力を要する機構)を使用するなど高品質な時計なのだが文字盤が極端に読みづらくてまったく使っていない。
次はサーチナ社の2針。
サーチナはかつてGranaという名前だった。

Photo

Photo_2

そう、例の紛失した時計のメーカーだ。
心慰めになるかと思って購入したが全然そんな気分にはならなかった。この時計は中身はプゾー(後にETA社に買収)の7001という、そのスジの人には「またオマエか」というような機械が入っていた。ただし角穴車(銀色の一番大きな歯車)にサンバースト模様と呼ばれるうずまきが彫刻され、ちょっとはオシャレをしている。
うちの場合シチズンのデラックスもかわいそうな子と言えるかもしれない。セイコーのゴールドフェザーやシチズンのダイヤモンドフレイクと用途がかぶってしまい、あまり使っていないのだ。
もったいないお化けが出かねないのでたまには使ってやろうと思う。
あ、タカノシャトーノーベルとかワイラー・インカフレックスなども持ってるんだった。
忘れてた。
モッタイナイ。
いっぺん在庫の底ざらえをして活用してやらなきゃいかんのう。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(23)

Smallsecondfullsize

ユニバーサル・ジュネーブ社はかつてはかなり手広くやっていた。
写真はフルサイズ(右)と名称不明のスモールセコンド(左)。名称不明のほうはバネ棒(ベルトを腕時計に固定するための伸縮する棒をつける機構がない。軍用だったのか、それとも保存状態の良い極めて古い製品なのか。
ユニバーサルと聞くと目の色を変えるこの癖はなんとかしたいと思いつつ、Comper及びポールルーターサブという製品が欲しい今日このごろ。どちらも高い。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(22)

時計収集趣味始めてからずっと欲しいと思っていた時計がありました。
ブローバ アキュトロン。
機械式時計は市販されているものでは毎秒5回~12回のペースで針が動きます。まあ普通は5~6回、速いもので8回くらいが相場です。
ここで「音叉ってすげー速度でプルプルするし一定の高さで鳴るジャン。これを時計に付ければよくね?」と考えた人がいました。毎秒360回! 日差±2秒! しかも電池で動かすからぜんまい巻く必要もない。これはすごい。売れた……当初は売れたんですが。
アキュトロンが1960年。
セイコー・アストロン(クォーツ時計)が1969年。
結果はみなさんが腕につけているものが示しているわけで。
でも欲Tuningforkしかったんですよ。この時代の仇花。
結局手に入れました。左から同じ機構を取り入れたユニバーサル・ジュネーブ ユニソニック、シチズン ハイソニック、ブローバ アキュトロン。
これらはクォーツに負けたとはいえ、クォーツを日常生活で使わない(スーペリアは宝箱送り、2本の安物は電池切れ)自分にはもっとも信頼できる時計であるのです。

Accutronhisonicmovement

そしてこの時計は運針が美しい。毎秒360回のステップなど人間には認知できません。
秒針は切れ目なく滑らかに動いていきます。この時計を見るとき、時とは「刻む」ものではなく、濃密な蜜のように断えず流れるものだと実感するのです。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(21)

さて自分はスイス懐中時計の清楚なコート・ド・ジュネーブ(ジュネーブの波模様)と蜜月時代を送っておりました。

Photo

Photo_2

何が自分の心を乱したのか、今となってはわかりません。
ハワード・シリーズ0。
アメリカ懐中としては地味なほうです。ええこれでも地味なんです。
さきに石の話をして、17石だの21石だのと自慢しましたが、これはあたりまえのように23石。しかも昨今の腕時計は耐震装置(万一落としたときに衝撃を吸収するサスペンション)のために石を増やす傾向にありますが、この時計は耐震装置が一切ありません。石の全ての機能が磨耗対策に使われているのです。
バイメタル切りテンプ、ブレゲヒゲ、スワンネック緩急針、ケースは14金無垢。スイスか日本の田舎娘と幸せに暮らしているところに突如フェロモン満載の金髪ねーちゃんが押しかけてきたような趣でしょうか。
しかしこの時計、彫刻の磨耗が怖くて宝箱送りにしました。時々開けてヤニ下がるくらいは許しておくれ。
しかし、またやっちゃいました。

Photo_3

Walthammovement

ウォルサム・ヴァンガード、23石、バイメタル切りテンプ、ブレゲヒゲ、スワンネック緩急針、ネジ留めシャトン、あ

Endstone

あなんか鼻血が出るようなスペックです。
幸いにしてアメリカ懐中は今後あまり集めたいとは思ってないです。ハワードの古いモデルが欲しいけど。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(20)

Photo

はじまりはコンパックスだった。
ユニバーサル・ジュネーブの代表的クロノグラフである。
ピラーホイールという高価な機構を搭載し、そのボタンの感触は軽く、12時間計があるので病院の待ち時間やドライブの時間目安もできるようになった。
ビッダースに珍しいダトコンパックスが出ていた。
ヤフオクに文字盤のコンディションの良い(ユニバーサルの時計は文字盤が焼けやすい)コンパックスが出ていた。
気がついたら4本に増えていた。
しかもうち1本はWikipedia様が「量産された腕時計の中では最も複雑な製品の一つに数えられている」とおっしゃるトリコンパックスだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%96

Photo_2

ちなみに時計機能のほかに日付、月、週、月齢表示機能が付いている。なんの役に立つのかは知らないが。
本当はトリコンパックスも機械寸法や防水などの仕様で人気不人気があるのだが、さすがにこれはもういいや(一番小さいキャリバー281ほしいけど)。
いつか憧れるのはCompurという機種のCal.289採用機だ。
これはクロノグラフとして世界一小さい。
楽天に中古が出ているが75万円はさすがに手が出ない。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(19)

Photo

なぜそれほど惹かれたのかはわからない。
ふと落札したひとつの自動巻き時計。
なるほど技術的には興味深い。
自動巻き時計はローターと呼ばれる半円形の重りを持ち、これが腕の動きで振り回されることでぜんまいを巻き上げる。手巻きの機械の後ろに円周が動くスペースがいるわけで二階建てになって厚く重くなる。

Rotor この時計、ユニバーサル・ジュネーブ社のホワイトシャドウは厚みの増加を避けるため、時計本来のぜんまいやら調速機やらに詰めてもらって円筒形のスペースを開け、ここにローターをはめ込んだ。結果一階に全ての機構を押し込むことができ、画期的な薄型化を実現した。

36000

写真は手前が自動巻きのホワイトシャドウ、後ろが手巻きのロードマーベル36000。手巻きに遜色ないどころか下手な手巻きより薄いわけだ。
この技術をマイクロローター、ユニバーサルはマイクローターと呼ぶ。
で、理由は分からないがユニバーサルに惚れ込んだ。

Mensladies

Smallsecondfullsize_2マイクローター搭載機は記憶に違いがなければ7本(ホワイトシャドウ3本、ゴールデンシャドウ1本、ポールルーター2本、無名マイクローター1本)、ハーフローター(黎明期の原始的な自動巻き)1本、フルローター(普通の自動巻き)1本、手巻き4本……明らかにやりすぎである。
そして……ユニバーサルはクロノグラフを得意とするのだ。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(18)

神戸行き、いつもの三ノ宮高架下でクロノグラフを見つけた。
クロノグラフというのは要するにストップウォッチ付き時計のことだ。正直あまり興味はなかった。ストップウォッチを活用したければクォーツのほうがいい。それくらいの気持ちだった。

Photo_2

ポレオットというソ連の会社だ。2レジスタークロノ、つまり目が二つある。一つは秒針、一つは30分計だ。30分までしか測定できない。3レジスタークロノと呼ばれる製品はさらに一つ目があって12時間計が付いている。
実はこの時計はバルジュー社のCal.3433とほぼ同じと言われる。コピーなのかライセンス品なのかはわからない。で、お値段は。
1まん5せんえん。
恐らく店主が価格付け間違えたものと思う。しかしこの値段でバルジューもどきが手に入るなら買ってもよかろう。
所有してみるとなかなか面白い。案外精度も高い。ラーメンを注文してから出てくるまでの時間、吉野屋で(略)、床屋にかかる時間にこれくらい使っていたのかと感心することしきり。
もっとも30分計しか付いてないから、数時間平気で待たせる病院の待ち時間は測れないのだ。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(17)

Sadoface

Sadomove

神社のフリーマーケットで故障したGrana社の時計を購入した。8型と非常識に小さい。しかし開けてみて驚愕した。15石3方試、バイメタル切りテンプ、ブレゲヒゲ等という極めて高度な技術が投入された時計だったのだ。分解掃除を依頼したらあっさり直って小躍りした。
……ポケットに入れていて紛失した。狂乱したが戻らない。

Vulcainface

Vulcain

その後、15石3方試、バイメタル切りテンプ、ブレゲヒゲの時計を購入することができた。クリケットという製品が有名なヴァルカン社の金メッキ品。
でも、あれではないのだ。

Grana

後にGrana社の軍用時計を見つけた。ドイツ軍用、業者はウクライナ。うわー「戦利品」だ。紛失の慰めになるかと思ったが、これはこれで気に入ったものの傷は癒せないでいる。いつかeBayにでも同等品が出てくれないもんか。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(16)

Photo

あれは友人に軽口を叩いて諍いになった時だった。
軽い気持ちの一言だったが、結局は長い付き合いだった友人をひとり失なった。
がっくりと来た自分は自暴自棄になり、かねてから気になっていたが手を出さなかった禁断の果実を齧った。
トリチウムカプセル。

Marathonface

放射能を蛍光物質とともに封じ込め、昼間の内に蓄光しなくても夜間一晩中輝き続ける。袖のゆるい服を好み腕時計が袖に隠れて肝心なときに蓄光失敗する事の多い自分には打って付けだった。……放射能か。
こいつはルミノックスやトレーサーなどのなんちゃって時計と違い、正真正銘の軍納入品だ。繊維強化プラスティックのボディは手荒に扱っても水がかかってもびくともしない。プラ風防は磨けば何度でも蘇る。
雨の日や映画視聴時はこいつの独壇場である。
後日より危険なラジウムを塗布した時計を複数購入使用していることは気づかぬが華というものだ。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(15)

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Photo_2

その後また神戸に行った。
インターネット経由で過去に数点の時計の分解掃除を依頼したことのある人から、神戸の六甲ギャラリーという店を紹介された。
その店でクォーターリピーターという変わった機構を持った時計を見た。
これは夜光時計などなかった時代に時間を知るための工夫で、レバーを引く(竜頭を引いて押し込むなど種類はあるらしい)ことで鐘の音がして現在時刻を教えてくれるというものだ。リピーター類のなかでクォーターリピーターは最もシンプルで、鳴音は15分刻み。ファイブミニッツリピーターは5分、ミニッツリピーターだと1分単位で知らせてくれる。
リピーターとしては最もシンプルなタイプとはいえ機械は超絶美しい。欲望に負けて購入してしまった。
また、この店で初めて精工舎のナルダン型という時計を見た。
まあぶっちゃけユリス・ナルダン社のパクリなのだが、日本人の習性か、ナルダンを改良してより優れた機構となっているという(ほんまかいな)。薄い。美しい。欲しい。
結局この店では買わないうちに見せてもらったタマは売られていった。

Naldinface_2

Naldinback

しかし奇縁はあるもので、少し後にオクにナルダン型が出た。10万台の攻防になったが今度こそ手に入れた。

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Timekeeperback

2 Photo_3

シリーズを集める癖は健在で、19セイコー、エキセレント、TIMEKEEPER、ライト等を手に入れた。TIMEKEEPER(惜しいことに日本初の20型ではなく次の次の18型だ)あたりになるともはや文化遺産状態なので(駆動形式が現在のアンクル式ではなく、既に絶滅したシリンドル式なのだ)、懐中時計は19セイコーとスイス製、後日紹介するアメリカ製を使っている。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(14)

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クォーツにまったく興味が無いわけではないというか、元来クォーツ時計だけで二十歳まで過ごしてきた。ただ収集趣味にならなかっただけだ。当時から持っている二つのチタン製クォーツはこの間見たら電池切れで止まっていたが、電池を換えれば動くだろう。
ただひとつ最近惚れた時計があった。
セイコー・ツィンクォーツ・スーペリア。
ザラツ研磨のボディ、結晶塗装? の文字盤、1分まで植字の(文字盤に穴をあけ、上から金属片をはめ込み固定する手のかかる)インデックス。
なによりもその性能がすさまじい。年差±5秒。月差じゃないんですよ。年に5秒ですよ。1分狂う前に電池が尽きますよ。しかも微調整用のトリマが付いているがどうやって調整するんですかそんなもん。
実際この精度を実現させるためにかなりの苦労をしているらしい。
なにしろ水晶振動子も温度で振動数が狂う。月差なら問題にならないが、年差レベルにするには温度変化による振動数の狂いを補償しなければならない。このため心臓である水晶振動子を二つにして、その特性を変えて比較することでなんとかしたらしい。
ところが上には上がいてシチズンはクリストロンメガという時計で年差±3秒まで追い込んだ。こちらは水晶振動子の振動数を大幅に上げることで精度を向上した。セイコーはさすがにこれには対抗しなかった。
クリストロンメガは欲しい時計だが、この間ヤフオクに出た個体は20万の値がついてました。
うちのスーペリアは傷が少なく状態がいいので使うのが怖くて宝箱の奥底にしまってあるが、何年たっても取り出してみると何事もなかったように正しい時を示していて寒気すら覚える。何年持つ電池なんだろう。まあ年差5秒の時計が一年で止まるようじゃ意味無いか。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(13)

かくてなしくずしに時計が増えた。毎日違う時計をしていける位になってしまった。
週以上の単位でローテーションするので朝みるとぜんまい時計は当然止まっている。朝ぜんまいを巻き、電波時計の目ざましを見て時間を合わせるのが習慣になった。
「ぜんまいを巻かなくていい」自動巻き時計に対する関心はほとんどなかった。上記の理由で次に使うときには止まっちゃっているからね。

Lordmatic

しかしひょんな機会にセイコー・ロードマチックを手に入れる。さきにロードマーベル36000を2本持っている話をしたが、元々手に入れたのはバーインデックス(文字盤に棒だけが植えてあるもの)で、文字盤が絹目でアラビア数字のモデルが手に入ったのはずっと後のことだったのだ。見ての通りこのロードマチックは絹目全数字。
つまり、出物が見つからないロードマーベル36000の代償行為として手に入れたのだな。
購入してみるとなかなか可愛い奴だった。ロードマーベル36000の絹目全数字手に入れてからは使用頻度減ってるケド。そして悪い癖で、関連する商品が欲しくなった。
そして、じゃかじゃん。

1

セイコー・自動巻き1号。セイコーが出した最初の自動巻き時計を手に入れてしまった。まだ巻き上げに自信がなかったらしく、ぜんまいがどれくらい巻かれたかを表示するインジケーター(巻印という)が付いている。ちなみにライバルたるシチズンはこれに対抗して「うちのは巻き上げ効率がいいので巻印必要ありません」とやった。大人げない。
先述の通り自分のライフスタイルでは自動巻きの必然性はあまりないのだが、シリーズを繋ぐという意味で、ジャイロマーベルという機種が欲しいところだ。
後にロードマチックをもう一本購入し、ロードマチックスペシャルまで買っちゃったのはヒミツだ。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(12)

Photo

セイコーはかつて諏訪と亀戸に開発拠点を持ち社内競合のような状態に陥っていた。さきに紹介したマーベル・クラウン系列は諏訪のライン。今回紹介するクロノスはクラウンのライバルになる亀戸の製品だ。クラウンとあまり変わらない? 確かに外観は似ているが、内部は微妙に違う。

Cronosinnner

写真で右側に写る金色の環が、何度かお話ししたテンプ、つまりばね振り子、時を刻む頭脳というべき部品だ。これを銀色の腕が支えるが、普通は一本のネジによる片持ち梁で固定するだけだ。この機械はテンプを通り越して橋となってもう一カ所で固定している。
ぶっちゃけ整備性は悪化した(下にあるヒゲゼンマイを調整しにくくなった)らしいが頑丈になったので精度は出たとか。

Goldfeatheroldnew

亀戸で気に入っている製品、ゴールドフェザー。写真は初期型と後期型(右が初期)だが、ご覧の通り問答無用で美しい。よくもまあ1960年にこんなものを作れたものだ。薄さのために無理をしすぎて失敗作扱いされているがうちの個体は好調だ。
今でこそデカ厚がブームだが、かつては各社が薄型を競った時期があり、ゴールドフェザーを手に入れてから他社の薄型機にも興味を持って購入した。

Dfgoldfeatherorient

左からシチズン・ダイヤモンドフレイク、セイコー・ゴールドフェザー、オリエント・ロイヤルオリエント。
うちにある亀戸製時計は他に44キングセイコーがある。セイコーの高級機種ネーミングはキングが亀戸、グランドが諏訪だったが途中でゴチャゴチャになった。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(11)

Marvellordmarvel_2

右は先に紹介したロードマーベル36000、左は遠い祖先となる初代マーベル。

Lordmarvelfirstsecond

そしてセイコー最上級機として作られたロードマーベル。両方ともマーベルをブラッシュアップした製品で中身はほとんど同じだが製作時期が少し違う。

Crown

そして中間期のロードマーベルのベースとなったセイコークラウン。最高級と無理しなければこれはこれで清楚でいいと思う。地味っ子なので出番が少ないがもうちょっと使ってやらねば。
マーベル以前の型として、より古いスーパー、ユニークという時計がありこれらも動作品を持っている。しかしマーベルが元気なところ、ご老体を起こすこともあるまいということで死蔵中。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(10)

話は先に引き続いて続く。
腕時計・懐中時計はぜんまいがほどけるゆっくりした動きを3枚の歯車(二番車~四番車)で加速し、最速の歯車(四番車)をバネ振り子で時間通りの速度に規制することで機能する。
このうち、文字盤側に出てくる軸は分針を司る二番車と秒針を司る四番車の2本。時針は文字盤のすぐ下、時計機械としては「裏側」で、分針の軸から減速歯車を通して作る。だから、機械的に見ると時計の仕掛けで重要なのは分針と秒針だけだ。
スモールセコンドなら二番を中央に配置し、なにもない6時位置にのびのびと四番車とその軸を配置すれば良い。
しかし昨今の時計は分針と秒針が同じ中心軸上にある。秒針を中央に持ってくるためには、ただでさえ二番車で混んでいるセンター軸に四番車を設置しなければならず、ここが二階建てになって製造・整備の難所と化す。
頭のいい人はいるもので、四番はスモールセコンドの位置のまま、伝達歯車を追加して中心の軸に持っていく方法も一時流行ったが(とってつけたような伝達歯車が付くので出車式という)、今はあまり見ない。
スモールセコンドは旧式だが案外魅力がある。機械式はクォーツより遥かに細かく秒針が刻むが、センターセカンドだとわずかに見えるプルプルがスモールセコンドではまったく見えず、滑らかに見えるのだ。
時間は断続しているのではなく、川のように流れているのだと実感する。
え、正確な時間がわからないじゃないか、って?
どうせ機械式時計の秒針など当てにならないのだ。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(9)

セイコーが1913年にはじめて出した日本初の腕時計「ローレル」は先に写真だけ紹介した。我が家のローレルはかなり状態良いと自負しているが、もちろんこんな恐ろしいもの日常には使えず、宝箱の女王と化している。

Photo

セイコーは戦前のうちに、他に2系統の時計を販売した。モリス社の時計を「参考にした」モリス型と、ネーション型である。今回紹介するのはモリス型としては比較的大きい10型(10リーニュ)というサイズで、当時としては多い15石のモデルだ。ベルトが普通の時計と同じ18ミリなので、いかにこの時計が小さいか分かっていただけると思う。
これは文字盤に割れがあるのが残念だが強く気に入っている。実際、止まったり遅れたりといったトラブルはまったくない。防水性はまったくないからおちっこ行くたびに外さなくてはならないが。
これは自分が手に入れた初のスモールセコンド仕様となる。スモールセコンド(スモセコ)というのは秒針が中心軸になく、時計の6時位置(まれに9時位置)に小さな秒針が付いている仕様のことだ。ぶっちゃけ旧式だ。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(8)

先に紹介したトンボ本を読んで、日本にも様々な優れた時計があったことを知る。
憧れた。
しかしなかなか手が出ない。当時は金銭感覚も正常で、時計に数万払うなど勿体ないと思っていた。
そんな折、傷だらけでボロボロの時計がヤフオクに出品された。
ロードマーベル36000。
ロードマーベルは波瀾のシリーズだ。
かつてグランドセイコーなかりし頃、主力機種マーベルの高級仕様、セイコーの最高峰として生まれた。綴りはLord Marvel、道のマーベルではなくマーベルの王様だ。しかし、最上位機種グランドセイコーが発売されて二番手に落ち、中の機械がちょっと安い「クラウン」のものにこっそり入れ替えられ、最後はバネ振り子の振動数を通常の倍にして精度を追及したロードマーベル36000となった。しかし他のモデルにも振動数を上げたモデルが出てこんどこそ終息した。
もっとも、そんな話を当時の自分は知らない。ロードマーベルという名前で舞い上がって入札した。

Lordmarvel36000

傷だらけだったので案外安く手に入った。写真には二つの時計が写っているが、このとき落札したのは左のモデル。右のは中身は一緒だが、デザイン違いでかなり後に落札したもの。
「ハイテク」ロードマーベル36000は手に入ったが、「最高級機」ロードマーベルを手に入れるのはずいぶん後になる。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(7)

Photo

折しもふと立ち寄った骨董屋で懐中時計を見つけた。まっくろに煤けた汚い、スイスの無名なメーカーの品だった。
一万円。
物の試しと買って帰った。
磨いたらホールマーク(純度を表す刻印)が出てきた。こりゃ銀無垢じゃないか。一万円で手に入っていいのか。
これからスイス懐中に興味を持ち、ランコ社、インビクタ社などの懐中時計を入手する。懐中時計は概して裏蓋が簡単に開くものが多い。爪で簡単に開いちゃうものもある(昔は裏蓋を開かないとぜんまいが巻けないモデルもあった)。その機械を大いに堪能した。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(6)

本を読んで腕時計の歴史は意外と短いことを知る。
腕時計が一般に認知されたのは1904年のカルチェ・サントスから。それまでは紳士の嗜みといったら懐中時計だったそうだ。セイコーがはじめて市販した腕時計であるローレルも、実は女持ちの懐中時計の機械を共用して作られていた。ローレルは今の目で見てもとても小さく、売れ行き以前に日産30個そこそこの生産が精一杯だったそうだ。

Laurel

写真は後に手に入れたセイコーローレル。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(5)

自分に分解癖があることは既に書いた。
そして時計は案外簡単に裏蓋を開けられることを知った。
古い腕時計は基本的に裏蓋ははめ込んであるだけで、マイナスドライバーの親分のような工具を隙間に差し込んでこじって開けられる(ポコ蓋とかスナップバックという)。比較的新しいものはネジで止められているタイプ(スクリューバック)も多いが、高級機を中心にスナップバックも絶滅してはいない。カシオやルミノックスなどには裏蓋をビスで止めてあるものもあるが例外的だ。
そして嬉しいことに自分のホーマーはスナップバックで、俗にコジリと呼ばれる数百円の工具で開く。喜び勇んでひとつコジリを購入した。
開けてみると、金色の環が高速で往復運動しているのが見えた。調速機、そのなかでもテンプと呼ばれる装置だ。調速機はテンプ(テンワ)という環状のおもりとヒゲゼンマイと呼ばれる極細のバネで構成される、一種のバネ振り子だ。心奪われる風景だった。

Photo

ホーマーは何度も裏蓋を開けたが、写真を撮影し忘れた。現在整備に出していて手元にないので、ほぼ構造が同じ下位機種のリズムデイトの臓物を掲載する。写真左がそれだ。
ゴメンネ。
話は少し脱線する。
時計の軸受けにルビーを使うことがある。硬くて磨耗しにくいからだ。
このルビーのことを俗に「石」という。当然高速でチクタク動くところから優先して使われ、低速で稼働する所はメタルのままということが多い。ルビーは合成できるとはいえ高価なものなので、低価格機種は低速稼働部は省略され、高級機は低速な部分にも使うことができる。石の数が時計の宣伝文句になる。特に日本人はこういうスペック比較が大好きだ。
我が家のシチズンホーマーは21石だった。ホーマーの一般向けモデルは17石が多い。つまり鉄道車掌用ホーマーは、外観にかける金を機械に回した、優れたモデルと言えるのだ。
後にコジリにも種類があることを知りコジリは3個に増えた。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(4)

幼い頃、自分は悉く機械を分解していた。
中身を知らなければ気が済まないのだ。
時計でも自動車でも、興味を持つといろいろと知らなければ気が済まなくなる。
時計の場合、ありがたいことに教科書の「正解」にすみやかにたどり着くことができた。

Books

即ちトンボ出版の国産腕時計シリーズと
http://www.tombow-shuppan.co.jp/tokei.htm
グノモン社の基礎時計読本である。
http://shop.lindbergh.co.jp/cgi-bin/shop_more.cgi?code=678
トンボ出版の国産腕時計シリーズは戦前~70年代くらいの機械式時計について平易に、愛情深く説明していて必携といえる。
グノモン社の基礎時計読本は、C言語を学習した人なら「時計界のプログラミング言語Cです」というべき、実によみやすい名著だった。三分の一くらいは掛け時計の記述で、振り子の設計のしかたとか載ってて微妙に損な気分になるがこれはしょうがない。
ともに良書であるので皆さんにお勧めしたい。
これで日本の腕時計の系譜を理解し、シリーズを揃えたい欲望を感じた。
転落は加速していく。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(3)

さきの通り、自分はそれまでクォーツ時計しか所有した経験がなかった。
はじめはぜんまいを巻くのにどちらに回すのかすら分からなかった。巻ききりの感覚もわからないので、恐る恐るぜんまいを巻いた。
そんな頼りない持主でも針は動き出す。チチチチチ……と小さな音がする。
針はクォーツのようなステップ運針ではなく、ぎこちないながら秒間を縫う。
健気だ、と思った。
かわいかった。
自分は奈落に転がり落ち始めていた。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(2)

Homertrain

それは地味な時計だった。
シチズン ホーマー鉄道車掌用。
もちろん新品じゃない(民間販売もされたようだが)。背面に国鉄北釧の刻印があった。国鉄の放出品だ。
業務用に使われていただけあって状態はよいように見えた。
しかし当時の自分は今よりよほどマトモな判断を持っていた。
今時ぜんまい式か。小学生の頃接着剤不要のランボルギーニのプラモを駆動したぜんまいか。チョロQの動力か。
そもそもばねぜんまいで駆動する機械式時計は一日数十秒から数分狂うという。それはまるで蒸気機関車や蝋燭のように過去の遺物に思えた。
しかし高々1万3千円だ。鉄道の遺産、記念品として持っていてもいいじゃないか。
転落が始まった。

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リサイクル企画・コレクションの経緯(1)

おっさんの自分語りなど何の面白みも無いが、系列を整理する意味もあり書く。

学生時代は時計にあまり興味を持っていなかった。
小学校の時にカシオの1,980円のデジタル時計を買ってもらった。少し後に弟はストップウォッチ付きの2,980円のものを買ってもらい、ずいぶん嫉妬したものだ。
高校から大学まではチタンのクォーツ時計を使っていた。肌が弱いし邪魔になるから軽いのが一番と考えていた。使えば使っただけ減る革ベルトなんかあうとおぶ眼中である。
就職して出張のついでに神戸三ノ宮高架下をぶらついて、運命が変わった。

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トリチウムカプセルが欲しいナ

自分大変ものぐさなのでオーディオ視聴でもリスニングポジションから動きたくない。ピュアオーディオでは電源スイッチがリモコン操作できないものが多い……というか、うちのパワーアンプ、Acoustic Reality eAR252は電源スイッチが背面にあり、プリアンプ代わりに使っているCreek OBH22に至っては電源スイッチが無い。
http://www.sagamiaudio.com/PA-CREEK-OBH22.html
まあリモコン付きの集中コンセントを使って電源も含めてリモコン操作できるようにした。音楽鑑賞はほとんどPCに録音した曲を聞くので、電源とボリュームさえリモコン操作できれば映画視聴時以外は満足だ。コンセントの電源とボリュームを学習リモコンに記憶させて一段落した。
しかし部屋の明かりを落として視聴するとリモコンをどっかに無くしてしまう。リモコンに蓄光塗料
http://www.asahipen.jp/product/detail.php?top_cat=04&cat=01&middle_cat=08&item_code=16813
を塗ったが市販のものはすぐ暗くなってしまいいまいちだ。時計用蓄光塗料も買ってみたはいいものの、蓄光物質の粉末とバインダー、それに乳鉢とすりこぎが付いてくるという代物で面倒くさくなってやめた。どうせものぐさでリモコンをどっかに放り込んで光を当て損なったりするのだ。
トリチウムカプセル(放射能で数十年光るカプセル)を貼り付けることも考えたが超小型のカプセルはなかなか見つからない。廃棄された米軍用時計から取るのが一番手っとり早いのかもしれないがさすがにそれは人として……
え、被曝? 気にしない。

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シチズン・ハイソニックが止まっちゃった

えらいこっちゃです。
お気に入りのシチズン・ハイソニックが電池切れで止まってしまいました。電池交換すればいいって? それがこの機械、電池時計の試行錯誤時代に作られたため、現在の酸化銀電池(1.55ボルト)ではなく水銀電池(1.35ボルト)を使用するのです。水銀電池は国内では1995年に生産終了。幸い自分は1個だけ予備を持っていましたがこれで使い切りました。
より小型の酸化銀電池にアダプタかまして電圧降下させる電池が販売されていますので、以降はこれに懸けるしかないですねえ。
音叉時計は分解掃除してくれる店も減っていますが、その運針の美しさはやはり魅力的であるのです。
ちなみに音叉時計は動画のように、秒針が完全に滑らかに動きます。
http://www.youtube.com/watch?v=Gr8Pxx62LXQ

呼吸音は無視する方向で(不慣れなので……)

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ユニバーサル・ジュネーブ ホワイトシャドウ(ジェラルド・ジェンタ デザイン)

Whiteshadowface

ホワイトシャドウはユニバーサル・ジュネーブの超薄型自動巻時計です。秒針が付いてないという超絶ズルをしていますけど。
ホワイトシャドウはもうやったって? ご指摘の通り。既にホワイトシャドウを2本、金無垢のゴールデンシャドウを1本持っています。我ながら無駄遣いしてるなあ。
今度のはその独特のデザインが特徴です。これ実は、著名な時計デザイナーであるジェラルド・ジェンタがデザインしたものなのです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%BF
円形のデザインのほうが好みなのはヒミツですけど。
しかしユニバーサル・ジュネーブのファンとしては一つ押さえておきたい製品でした。文字盤に少し傷みがありますけど概して気に入っています。
ちなみにこいつも先日のゴールデンシャドウ同様、裏蓋を開けるとムーブメントが脱落する仕様でした。しかも裏蓋ははまってるだけ。
どうもそういうものらしいです。

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トリコンパックスを分解掃除に出す

Tricompax_face

うちで一番高価な時計(笑)であるトリコンパックス、やはり外でも使いたいので分解掃除に出すことにしました。こんなややこしい代物受ける時計屋さんも大変だ。
動いている時計を分解掃除に出すということはつまり油切れ磨耗などを予防するということで、つまりは「使う」ということを意味するわけですが、実際帰って来た時こんな複雑時計を身につける覚悟をできるかはちょっと不安なものも。

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冬場は汗をかかないので

Goldfeatheroldnew

今日はセイコー・ゴールドフェザー。立ち位置としては薄型高級。ベルトも時計にあわせてクロコダイルの竹符(鱗が比較的大きくて竹の節のように見えるもの)をあてがっている。これもベルトの傷みが怖くて冬場しか使わない。
いつ息絶えてても驚かないユニバーサルと違い、セイコーの時計は機械に安心感があっていい。戦前のモリス型ですら、稼働にはどこか信頼感がある。

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今日はキングセイコー

ユニバーサル・ジュネーブ社の時計が好きなので日常多く身につけるのはこの社の製品が多いが、今日はふと思い立ってキングセイコーをつけて外出した。
ファーストでもなければハイビートでもないごく普通の、いわゆる44キングと呼ばれる製品だ。それでも当時セイコーで二番目に高級な時計だった。よく考えてみれば、自分はありし日にセイコー最高級品であったロードマーベルを2本と、年差±5秒を誇るスーペリアツィンクォーツを持っているわけだが、セイコーの「正々堂々」最高級品、グランドセイコーは一本も持っていない。キングセイコーは結構安く出回るがグランドセイコーは収集家が多くて値段が下がらないのだ。
まあそれはともかく。

44king

グランドセイコー、キングセイコーは概して写真写りが悪い。セイコーのカタログ写真もいかにもおっさん臭いので自分の腕の言訳ではない。しかし実物を見ると強く惹かれる。ピカピカに磨き上げられた植字のインデックスは精度が高く、時計を傾けると数個が連動してキラリと光を放つ。針も単なる打ち抜きではなく手がかかっている。
しかし案外デカイ。裏蓋のメダリオン(シンボルマークが刻印してある金色のメダル)の腐食が怖いので裏板付きのベルトを付けているのだがこれがまたデカイ。裏板付きのベルトの傷みが怖いので汗をかかない冬場にしか使わない。割とかわいそうな子だが状態いいので時々使ってやろうと思う。

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