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一巡してスピーカーを検討する(9)

実は試聴前に第一候補としていたのはDALIという会社のHELICON400mk2という機種だった。
実物を見てみると、外観はまあまあ。しかし奥行きがナガい! QUAD 22Lの278mmに対し501mmもあるのだ。ていうかなんだよ1ミリて。そこは丸めろよ。
まあいいや。うちの部屋に納まるかな、と思いつつ音を聞いてみた。
外観からの印象と違い、とても暖かい音を出してくれるスピーカーだった。よいものだと思いつつ、自分の趣味とは少し違うと感じた。あと写真の印象ほど高級感はない。
ついでにそこにELACというドイツの会社の製品があったのでこれも試聴した。FS249FS210CE
これはすごい。
低音が団子にならずきっちりと仕分けてくれる。
JETトゥイータとよばれる特殊なトゥイーター(高音を鳴らすユニット)を持っている。こいつはハイルドライバーと呼ばれる機械の親戚だそうで、ボーカルがすばらしく美しく歌う。また実用上はあまり関係ないが、このトゥイータのおかげで再生周波数が極めて高く、50KHzまで再生できる(ちなみにCDには20KHzまでしか入っていない)。
昨今のスピーカーは、箱が密閉されているものはほとんどなく、箱に穴をあけて筒をさしこみ、スピーカーユニットとは別なこの穴からも音を取り出してやり、低音を強調する(バスレフ方式)ことが多い。このポート(穴)は正面または背面に開いていることが多く、特に背面に放射するものは設置場所が壁に近すぎると干渉して音が悪くなる原因となる。
しかしFS249は常識に従わない。こいつの場合底板にやぐらを組んでスピーカー本体はその上に鎮座しており、バスレフのポートは底から下向きに生えていて、底板に向けて低音を放射する。つまりいつも同じ距離の底板に向けて低音を叩きつけるのだ。壁に近づけても音が乱れにくい。
一般的な背面設置のバスレフポートもあるのだが、わざわざ栓をして塞いである。壁からの距離に余裕があり、なおかつ低音に不足を感じる場合は背面のポートも開口できる。高音のほうも吸収材が添付されていて部屋にあわせて調整できるのだそうだ。
しばらく悩んだ末、FS249の購入を心に決めた。FS210CEも素晴らしかったが、こいつはFS249をも上回るハイテクの塊で、ちょっと手が出なかった。
ただELAC、音は素晴らしいが、デザインが、こう、エキセントリックでなァ。
本体の塗装はかなり深みのあるものだから、サランネットさえつけていればそこまで自己主張しないんじゃないかと期待しているが、こうキラキラピカピカしてるとなァ。

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