« スピーカーを購入する(1) | トップページ | スピーカーを購入する(3) »

スピーカーを購入する(2)

FS249の音質に一目惚れして購入を決断したが、ふとした遊び心で展示品を聞いてみるまでELAC社は考慮していなかったのであるな。
Fs249 ELACを考えもしなかった理由というのはシンプルで、そのあまりにエキセントリックな外観から「美観的に問題外」と考えていたことにある。
なんだかんだいって今まで使っていたQUADの11Lと22Lは美しいスピーカーだ。
ELACは、これが無しとはいわないが、なんともメカメカしい。最近の機種はウーファー(低音ユニット)及びスコーカー(中音ユニット)に多面体の折り目を付け、さらにメカメカしくなった。昔は銀色のつるんとした逆ドーム形状だったが(これもいいかげんエキセントリックだったが)、剛性強化のためにさらに折り目がついたらしい。
試聴するまで、アルミの振動板は音が硬いんじゃないか、という先入観を抱いていた。試聴して愕然とし、その構成をよく調べてみた。なんと実際には振動板(コーン紙)は二重構造で、伝統あるクルトミューラー社(あのタンノイ社の古家具のようなスピーカーなどにも使われている)のコーン紙にアルミを接着したものだった。
「アルミ振動板は音が金属臭くてどーもね」とか言ってる場合じゃなかったのだ。

逆に、トゥイーター(高音ユニット)は特殊な構造だ。今時大抵は硬貨くらいの大きさのドーム型の構造物を振動または膨張収縮させて音を出しているが、入門機を除くELAC製品に使われるJETトゥイータは、なんやしらんが全然違う理屈で動くハイルドライバーという機構の親戚らしい。下記は類似製品を出している会社の解説らしい。
http://www.cfe.co.jp/adamaudio_ca/technology.html
理屈はよくわからないがスペックは途方もないものがある。再生周波数帯域が50KHzまで伸びているのだ。ちなみに人間の耳は年とともに高音が聞き取れなくなるもので、自分の耳はいいとこ18KHzしか聞き取れない。
性能はよいのだが、外観は高音から重低音まで奇異としか言いようが無い形状になり果てた。メカメカしいネジ類がさらにその印象を強化する。

箱の塗装もちょっと変わっている。
QUADのLシリーズはツキ板に7回の塗装研磨を繰り返し、美しいピアノのような黒、または清々しい木目が活きていたが、ELACは高級感こそあるものの、木材というより自動車の表面塗装のような質感だ。まあ箱がアルミでできたモデルもある位なので本当に自動車に近い手法で塗装しているのかもしれない。
あとメーカーロゴが貧乏くさい。QUADのロゴは金ピカでカッコよかったものなあ。

しかしながら試聴で予断はすべて覆った。明晰かつ量感にあふれる低音、そして色気を含みつつあくまで精緻な高音。優れた定位。心に響く音は外観からの印象とまったく逆だった。
エキセントリックなデザインを押しても導入する決心をさせた。

|

« スピーカーを購入する(1) | トップページ | スピーカーを購入する(3) »

オーディオ・ビジュアル」カテゴリの記事

コメント

記事拝見しました。私もタンノイのファンです。

私もブログにタンノイの感想を書きましたので是非見てください。
http://desireart.exblog.jp/8849378/
よろしかったらご意見などコメントして下さい。(2009.10.04 12:31:49)

投稿: 蓮見 和夫 | 2009年10月 4日 (日) 12時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スピーカーを購入する(2):

« スピーカーを購入する(1) | トップページ | スピーカーを購入する(3) »