« 国際色 | トップページ | なぜ日本製を使わないのか?(1) »

ブローバ アキュトロン

Accutronhisonicface 音叉時計。
ひさびさに時計の話であるな。
電池の力で音叉を振動させ、この振動で計時する時計である。
クォーツが発売され、またたくまに廉価になる前……機械式時計及び電磁テンプ時計(ぜんまい時計の動力を電気に置き換えたような仕掛けの時計)の時代には、驚嘆すべき正確さを持った時計だった。
なにしろ音叉である。
機械式時計がチクタクチクタクと動くところ、キーンないしプーンという、いかにもエレキっぽい音をたてて動く。
そして運針、つまり針の運びがとても格好いいのだ。クォーツのステップ運針(毎秒一回、チッ・チッと動きまた止まる)はおろか機械式時計の毎秒5~12回の僅かにブレた動きとも違い、まさに滑らかに滑るように動く(毎秒360回。目視で判別は不可能だ)。現行の腕時計ではセイコーのスプリングドライブ方式の運針が印象は近い。
所詮クォーツに完全に駆逐された技術的化石だ。だけどメカに暖かみがあって大好きなのだ。あと何年稼働する個体があるかわからないが。
とはいえ自分が持っていた音叉時計は2本。シチズンのハイソニックとユニバーサル・ジュネーブのユニソニック。どちらもブローバ社のアキュトロンの技術を受けて作られたものだ。本家のアキュトロンを持っていなかったがやっと一本手に入れた。
Accutronhisonicmovement それぞれ左がアキュトロン、右がハイソニック。顔はそれぞれ違うが竜頭の位置が同じだ。裏蓋を開けると兄弟だということがよくわかる。
残念ながらこの個体、日差が2分くらいあるので一度分解掃除に出す必要がありそうだ。今でも日差10秒や5秒は狙えるはずの機械なのだ(当時の精度で日差2秒)。

|

« 国際色 | トップページ | なぜ日本製を使わないのか?(1) »

とけい・とけい」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブローバ アキュトロン:

« 国際色 | トップページ | なぜ日本製を使わないのか?(1) »