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2009年9月

Stellavox ST2の臓物

貧乏家庭の我が家で唯一ゴールドムンドテクノロジーを内蔵するD/Aコンバータ、Stellavox ST-2 96/24。自分の個体は分解したことはないが、webで同機種の分解写真があった。
http://www.hifido.jp/KW/G0402/J/0-10/C09-43226-47646-00/
無駄に分厚い前面パネル、端子が詰め込めるだけ詰め込まれた背面パネル(ちなみに端子の説明は一切ない)も魅惑的だがやはり中身が見られるのは感慨深い。
青い大きな丸い部品が電源トランス。この規模にしては結構でかく、高価なトロイダル型を使っている。興味深いのは巨大な黄色い四角だ。これがD/Aコンバータの中核である。ST2 96/24はGOLDMUND独自のテクノロジーを積んでいると自慢していたが、確かに独自らしい巨大なヒートシンク状のモジュールになっている。たった140万の安物プレーヤーEIDOS 20Aとは違うわけだ。
よくわかんない支柱やプラ製の押さえ板もなんかよくわかんないがカッコイイ。買ってよかった。さすがに前に使っていたDA-500Gとはトランスの品質から基板の材質、DACのメーカー(DA-500はバーブラウンPCM1702のポン載せ)にコネクタの品質、ありとあらゆる所の見栄えが違う。
http://nakatajun.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/dacinner.jpg

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セイコー ロードマーベル マーベルベース彫り文字中期型

Lordmarvelfirstsecond ロードマーベルについてはかなり前に紹介した。
http://nakatajun.cocolog-nifty.com/wahoo/2008/07/post_52ea.html
http://nakatajun.cocolog-nifty.com/wahoo/2008/12/post-826f.html?no_prefetch=1
ロードマーベルは、マーベルをベースとしたセイコー最上級機として生まれ、ちょっと高級度を落としてクラウンという時計の機械をベースとしたものになり(グランドセイコーの登場で最上位機種ではなくなった)、そして10振動というハイテクを身につけ高精度を売りにしたロードマーベル36000へと発展した。なかなか波瀾万丈のシリーズである。
個人的にはロードマーベルのなかではマーベルベースのもの、36000を好んでいるが(クラウンベースのものはあまり興味ない)、今回手に入れたのはマーベルベースのもの、そのなかでも比較的古い彫り文字タイプだ。ただし残念ながら最初期型ではない。
Lordmarvelmovement 中身はこんな感じ。左が今回入手した中期型、右はもう少し新しいタイプ(マーベルベースの末期タイプ)。なるほど機械はまるで同じだ。角穴車(一番大きな銀色の歯車)と丸穴車(それに噛み合う歯車)に飾り溝が入っているのが高級機を象徴している。
新しいタイプは裏蓋にゴムパッキンが入っていてちょっと防水性を確保している。ラグ(ベルトをとめるための突起)の形状なども時代の差を感じる。
まあ、古いほうがお気に入りであるわけなのだが。

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シチズン デラックス

Citizendeluxe 今でこそデカ厚ブームだが、昔は「薄い」ことが技術の証明だった時代があった。
日本一薄型の機種として発売されたのがこれらしい。間接中三針方式という少し変わった輪列を持つ。しかしセイコーは次年にゴールドフェザーを発売するので、日本最薄は短いタイトルだった。当時大ヒットしたらしい。
変わり文字盤はなかなか美しい。
Citizendeluxemovement シチズンは割と文字盤キレイなものが残存していることが多いような気がする。

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うーむ

ビルゲイツ7は要らないけど窓辺ななみちゃんは欲しいなァ……
メインマシンにサウンド機能付いてないけど

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090926/etc_win7.html

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なぜ日本製を使わないのか?(8)

AV機器は国産品使いまくりだ。BDプレーヤーが松下、LDプレーヤー、AVアンプがパイオニア製。いまだにレーザーディスクプレーヤー重用しているあたりが自分でもお茶目だと思う。が、主に稼働しているのはもちろんBDプレーヤーだ。
これは外国製の出番があまりない。「それHDMI端子ついてンの?」で大体話は終わってしまう。BD再生できるプレーヤーもあまりない。ゴールドムンド社がEIDOS 20BDという機種を出したが
http://www.goldmund.com/products/eidos20bd/
中身はパナソニック製、それも相当な低価格品だそうだ。
そういえばセンタースピーカーはオーディオプロ製だ。音は悪いがあんまり使わないので切り捨てようかそれともELACの準じた品に買い換えるか検討中。リアはどうせ音響成分大して入っていないので、ヤマハのNS-10MMだ。軽くてそこそこの音で安くてイイ。
頑張れ、外国!

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なぜ日本製を使わないのか?(7)

Rackall_2 収納ラックは日本製だ。ワカツキの、ええと何だっけ、ガラス扉付きラックだ。ワカツキが倒産してしまったので型番や寸法詳細等はっきりしない。よくあるポール型ではなく本棚型の箱となっていて、背板がついているので大物は収納が大変だ。
ガラス扉は高級感あって、ホコリたまらないから掃除も楽でいいよね、とか思っていたが甘かった。背板のため配線切り換えなどがとても面倒くさい。愚痴ろうにも当該メーカーは倒産してしまった。
幸い倒産直前に追加の棚を注文し、AV用途を兼用し多いうちの機材も収納できている。
ゆっくり休め、ワカツキ!

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古城脱出活劇

岩原裕二の「いばらの王」が映画化されるそうで。地球美紗樹のほうが映画化向きという気はするが。
http://www.kingofthorn.net/
10年となると期待するにもまだまだ長い。冬にはCat Shit One!もあるし。

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バージョンアップ

閑話休題。
R0010651 うちのDACはStellavox社のST2 96/24。こいつは可愛らしいDACだがれっきとしたGOLDMUND社のユニットを積んでおり中々の音を出す。発売されてから相当な時間になる(本国では後継機が出た)DACだが貧乏な我が家では当分現役だ。
この製品、今年の9月にバージョンアップを行うそうでWEB上で案内があった。なんと今時らしく、USB入力端子を設けてくれるのだという。おねだん12万円。しかもただでさえ少ない入力(同軸デジタル×2、AES/EBU×1)の同軸デジタルを一個潰してしまうという。
見送ることにしたが、旧式&廉価機種にまで手を伸ばしてくれるStellavox社の方策にはありがたく感謝する次第である。

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なぜ日本製を使わないのか?(6)

スピーカーを中心としたオーディオ機器の足まわりは、人並みに心配している。
理屈上あり得ない派ととにかく違うんじゃあ派でドタバタしている各種ケーブル類と違って、こちらはちゃんと理屈が付いてくるからだ。
即ちスピーカーやCDプレーヤーなどの振動を発生させる機器が他の機器を震わせる。レコードプレーヤーなどは振動で雑音が入るのが当然だし、真空管はマイクロフォニック雑音という現象を起こして振動を電気的ノイズに変えてしまう。うちの機器には真空管は使ってないが、素子によっては振動を拾うものもあるのだろう。
基本的にインシュレータの役割は「人様に迷惑かけないように発生した自分の振動を速やかに回収する」ものと「スピーカー等他人が撒き散らす振動を受け取らないようにする」ものがあるのではと思っている。
さてうちで作動する振動発生機器はというと。
スピーカーしかナイ。
なにしろCDはリッピングしてHDDに溜めてしまう。HDDといってもノート用の2.5インチだ。振動はおろか音すらほとんど聞こえない上、機器とたっぷり5メートルは離れている。次はDAC、こいつはスリーエムのバンポンみたいなゴム足がくっついていた。さすがのゴールドムンド様でもDACが振動するとは考えてなかったのだろう。とはいえDACの次はパッシブプリ、こいつはセレクタとボリュームしか入っていないのでこれもバンポンみたいなへちょいゴム足がついている。そしてパワーアンプ。さすがデジアン、重さ3kg以下しかないので当然ゴム足だ。
ここでオーディオファイルなら足をちゃんとしたものに交換したり、上に重量物を置いてダンプしたりするんだろうが、面倒くさいのでラックに有限会社サンシャインの制振シートを敷いてその上に並べて済ませた。ラックの高さが足りないという事情もありあまり背の高い足は付けられないのだ。
おお、ちゃんと日本製品使っているじゃないか。
スピーカーは50ミリ厚の御影石を敷き、QUAD 22Lのとき好感度だったマグネシウムインシュレータを敷いた。マグネシウムインシュレータも日本製だ。御影石は中国産だが。
ラックの制振シートと同じ会社だが、元々スピーカーのために購入した機材がなかなかだったので制振シートを買い足したという形だ。
さてスピーカーのインシュレータは、スピーカーは自由に震わせ、または適度に振動を吸収し、インシュレータ下には何も伝えないというのが理想のはずだ。そうなんじゃないかな。実際FS249にオーディオテクニカのインシュレータを据えたときは好調だったことを先に書いた。色々選択してよい音を探るべきなのだが、なにしろスピーカー30kg、御影石ボード17kg。これが左右で2セット。インシュレータ入れ替えるだけで一苦労だ。
頑張れ、オレ!

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なぜ日本製を使わないのか?(5)

接続ケーブルの価格というのも、凝ると馬鹿にならないものがある。
プリアンプとパワーアンプ独立しているのでピンケーブルが増える。
スピーカーケーブルも大変だ。うちの場合レイアウトの都合上機材が左に寄っており、右ケーブルはながぁくなるが、だからといって左の配線を右より短くするわけにもいかんので総延長は実に6メートルに達する。部屋狭いってのに。
ちょっと「高級ケーブル」の値段を調べてみた。
スピーカーケーブルが\4,615,000ってなんだ一体。
ケーブルにはまってあれやこれやと高額な製品をとっかえひっかえする事を「電線病」と言うそうだが幸い自分はそっちには嵌まっていない。親が電気系の技術者だった事もあり理屈に通らないことは極力やらないのだ。別に全てがオカルトと言うつもりはないが、線を太くしたり縒ったり液体に漬けたりすることで起こる変化は些少で、コストパフォーマンスは低いと思う。
とはいえ何もしないのは不安だ。普通にそのへんに転がっているケーブル使っていると、実は何か大事な要素を拾いそびれているのではないかと不安になる。心配性なのだ。
結局ピンケーブルは逸品館がべた褒めの、AudioQuest社はG-SNAKEなる商品にした。当然ながら違いはよくわからない。デジタルケーブルも同社のVDM-1だが、これまた違いはよくわからない。まあこれは前に使っていたケーブルがベルデン社の一応ブランドものだったこともあるだろう。
電源ケーブルはヤフオクで買ったベルデン社製のもの。言われてみれば多少すっきりしたかなという気はしたが気のせいかもしれない。DACとパワーアンプに適用。
スピーカーケーブルは古河電工(フルテック)のかなり古い商品。
ケーブルに関しては巨人・オーディオテクニカをはじめフルテック、オヤイデ、モガミ、カナレ、サエク……、と日本企業もがんばっているが、五万のi.linkケーブルとか36万の電源ケーブルとかはちょっとやりすぎだと思う。
頑張りすぎるな、ニッポン?

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どなどな

QUAD 22Lは7万ちょいで引き取られていきました。可愛がられるんだよ。
ちょうど一年使って4万支払った勘定か。
FS249はさすがに簡単には買い換えられないなあ。
今後のオーディオ強化、強いて言うなら次はプリアンプか。
AVアンプ連携用にスルー機能のあるプリアンプも若干はあるようだが。

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なぜ日本製を使わないのか?(4)

・スピーカーがドイツ製、ELAC FS249、現行(昨年発表)。
Elacface だってダイアトーンが撤退して(後におっさんの退職金狙いブランドとして復活)オンキョーのD-77シリーズとパイオニアのよくわからんの位しかないんだもん。店に置いてないから音の確認しようがないし。
上流の機器には極力色付けのないことを要求する自分も、スピーカーではある程度の取捨選択をする。「好む音色」のために取捨選択しなければならない未成熟な分野である、ともいえる。このへんさすがに外国製品は仕上げも音色も多種多様だ。
もっとも自分の要求である「クラシックの大編成が心地よく出せるスピーカー」は、「なんでも出来るスピーカー」を求めているのとほぼ同義で、結局そのとき支払える価格帯で癖の少ないもの、ないし中音のキレイなものを選んで買っていることが多い。FS249は頓狂な外観にもかかわらず音は実に素直で気に入っている。
国産スピーカーは現状売れないから店に置かない、店に置かないから売れないの負のスパイラルに陥っているような気もするな。
頑張れ、ニッポン。

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なぜ日本製を使わないのか?(3)

・パワーアンプはデンマーク製、Acoustic Reality eAR252、最新型。
R0010730 自分がプリメインアンプを使わない理由は先に述べたがAVアンプとの混用のためだ。概してAVアンプはパワーアンプ部がショボいのでフロント2チャンネルだけでもパワーアンプいれてやると見違える。本当はセンターも底上げしたいところだが3チャンネルのパワーアンプはあまり多くない。d-sonicという会社が作ってるが。
一度プリとパワーを分けてしまうとなかなかプリメインには戻れない。セパレートのほうが高級という意味ではなく、プリに不満が出たら不満の無いパワーが、パワーに不満が出たらプリがもったいなくて、結局単機能のものを買うことになってしまうのである。
しかし、現在となっては国内で低価格パワーアンプを作っている会社自体が珍しい。アキュフェーズ、ラックスマン、マランツといった会社が中級以上の製品を作っているが、安いのはあまりない。フライングモール潰れちゃったし。
海外に目を向けるとICEPower(高性能なデジタルアンプ)使った製品が十万ちょいで手に入ることもあり、どうしても個人輸入に手が伸びてしまう。
国内ガレージメーカーのパワーアンプもないことはないのだが、あまりパッとしない。
頑張れ、ニッポン。

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なぜ日本製を使わないのか?(2)

・プリアンプがイギリス製、Creek OBH22、現行だがずいぶん古い。
今時プリメインアンプ(プリアンプの機能(音量調整、トーンコントロール、レコードの手当てなど)とパワーアンプ(本格的な増幅)の機能を一体化したもの)ではなく、セパレート(プリとパワーが独立した)アンプ使ってる時点で偏屈者扱いされかねないが。
R0010650 OBH22はプリアンプといっても増幅機能はなく、セレクタと音量調整機能だけでトーンコントロール機能はない。おまけにキーデバイスであるボリュームがアルプス電気製でやんの。
これは日本にも代替選択肢がある。たとえばエーワイ電子社のこれとか。
またそもそもパッシブプリを選んだ理由は、最大音量にすれば電線になる=AVアンプのプリアウトを入力できるのでAVアンプとピュアシステムを共存できる、という読みだったが、オンキョーのA-1VLなどといったプリメインアンプは、内蔵プリアンプをすっとばしてパワーアンプだけ駆動する、つまりAVアンプの下働きをする機能がある。DENONの製品でも似た機能を持ったものがあるらしい。
「他のプリアンプから本機のパワーアンプにダイレクトに入力できるパワーアンプダイレクト端子、また、他のパワーアンプやサブウーハー等との接続に便利なプリアウト端子を装備しています。パワーアンプダイレクトの機能はフロントパネルにあるスイッチでON/OFFの切り替えが可能です。面倒なセットアップもいらずAVサラウンドシステムでの活用など様々な用途に対応します。また、プリアウト端子もMOS-FET出力のディスクリート構成フラットアンプより出力するなど、音質への配慮を怠っていません。」
なぜこれらを導入しなかったかというと。
そんな機能・製品があると知らなかったからだ。
頑張れ、ニッポン。

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なぜ日本製を使わないのか?(1)

さきの新スピーカー導入記で改めて使用機器をまとめた。
・D/Aがスイス製、Stellavox ST-2 96/24、生産終了・後継機有。
・プリアンプがイギリス製、Creek OBH22、現行だがずいぶん古い。
・パワーアンプがデンマーク製、Acoustic Reality eAR252、最新型。
・スピーカーがドイツ製、ELAC FS249、現行(昨年発売)。
D/Aコンバータに送るPC、Let's Noteを除くと全て外国製だ。
改めて考えてみたがどうも自分の要求が微妙に国産品と合わないのだな。
D/Aコンバータ、略してDAC。かつては日本製を使っていた。DENON DA-500G
5入力切り換えセレクタ付きで大変重宝した。コンデンサの容量抜けやショボいOPアンプの交換などを行ったら音質こそ向上したものの「DENON特有のきらびやかな響き」が無くなってしまった(「きらびやかな響き」とは「心地よい歪み」だったのだ)のも懐かしい思い出だ。
より高音質を求めて上位機を探したが、国産機はEsotericなどから出ている数十万円の、同社製CDトランスポート使用を前提にした巨大かつ高価ものばかりだった。DA-500Gが異端だったということらしい。唯一CECから適度なものが出ていたがなぜか食指が動かず。CEC Linkとかバランス接続対応とか不要な機能が多かったからかなァ。
結局オクで14万ほどでStellavox ST2 96/24を購入。
AES/EBU対応とかバランス接続対応とかいらん機能がCEC並にいっぱい付いているがまあそれはそれだ。しかし光入力くらい付けておいてほしかった。仕方ないのでオーディオテクニカの光-同軸コンバータを通して入力。
音質はすばらしく、DA-500ではぼやけていた音も明瞭に聞き取れるようになった。
これを別なものに更新するなど当分考えられない。
最近はDENON DCD-1650SEなどデジタル入力機能=DAC機能を有したCDプレーヤーも増えてきたが、自分にとっては時すでに遅しである。
頑張れ、ニッポン。

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ブローバ アキュトロン

Accutronhisonicface 音叉時計。
ひさびさに時計の話であるな。
電池の力で音叉を振動させ、この振動で計時する時計である。
クォーツが発売され、またたくまに廉価になる前……機械式時計及び電磁テンプ時計(ぜんまい時計の動力を電気に置き換えたような仕掛けの時計)の時代には、驚嘆すべき正確さを持った時計だった。
なにしろ音叉である。
機械式時計がチクタクチクタクと動くところ、キーンないしプーンという、いかにもエレキっぽい音をたてて動く。
そして運針、つまり針の運びがとても格好いいのだ。クォーツのステップ運針(毎秒一回、チッ・チッと動きまた止まる)はおろか機械式時計の毎秒5~12回の僅かにブレた動きとも違い、まさに滑らかに滑るように動く(毎秒360回。目視で判別は不可能だ)。現行の腕時計ではセイコーのスプリングドライブ方式の運針が印象は近い。
所詮クォーツに完全に駆逐された技術的化石だ。だけどメカに暖かみがあって大好きなのだ。あと何年稼働する個体があるかわからないが。
とはいえ自分が持っていた音叉時計は2本。シチズンのハイソニックとユニバーサル・ジュネーブのユニソニック。どちらもブローバ社のアキュトロンの技術を受けて作られたものだ。本家のアキュトロンを持っていなかったがやっと一本手に入れた。
Accutronhisonicmovement それぞれ左がアキュトロン、右がハイソニック。顔はそれぞれ違うが竜頭の位置が同じだ。裏蓋を開けると兄弟だということがよくわかる。
残念ながらこの個体、日差が2分くらいあるので一度分解掃除に出す必要がありそうだ。今でも日差10秒や5秒は狙えるはずの機械なのだ(当時の精度で日差2秒)。

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国際色

ふと見渡してみたら国際色豊かなオーディオになっていた。
・D/Aがスイス製、Stellavox ST-2 96/24、生産終了・後継機有。
・プリアンプがイギリス製、Creek OBH22、現行だがずいぶん古い。
・パワーアンプがデンマーク製、Acoustic Reality eAR252、最新型。
・スピーカーがドイツ製、ELAC FS249、現行(昨年発表)。
国・生産時期ともに統一感のかけらもないのう。
一応機械の傾向として「色付けの少ない透明な音」に近いものを選んだ感じか。
日本製を忌避しているわけではないのだが、高くてなかなか手が出ないのが正直なところ。一応スピーカーケーブルに古河電工製を使っている。

AVのほうは日本製がんばっていて、
・BDプレーヤーが松下製、DMP-BD10、旧式だが腐ってもBDプレーヤー
・LDプレーヤーがパイオニア製、CLD-R5
・AVアンプがパイオニア製、VSA-1018、昨年のタイプ
・モニター ナナオ製、FlexScan HD2452W、現行
・サラウンドスピーカー ヤマハ製、NS-10MM
・スーパーウーファー ヤマハ製、YST-SW160
ハイテク日本万歳である。

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スピーカーを購入する(5)

気がつかなければそれでよかったのかもしれないが。
評判の良いインシュレータ、AT6099の耐荷重は1個あたり5kg。1セットあたり6個入りなので片側3個使う。三角に置くわけだ。
……耐荷重15kgしかないじゃないか。FS249は30kg。過積載100%だ。
まあ、気にしなければ別にいいのかもしれない。
気づかなければよかったのかもしれない。
AT6099をもう1セット購入して片側6個で保持することも考えたが、この際と思って有限会社サンシャインのマグネシウムインシュレータを敷いた。
ちょっとキラキラ感後退したような気もするが、まだ毎日変化を続ける馴らし中だ。
当面は満足しながらこれで聞くことにする。
でもまたすぐ何か欲しくなるんだろうなあ。

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スピーカーを購入する(4)

前回のあらすじ:前任のQUAD 22Lを購入した時、プラスティック製のスパイク受けに呆れたものだが、今度は樹脂製のスパイク足が入っていた。なんだ、こりゃ。
とりあえずやっとの思いでセットアップした。純正足は無視してオーディオテクニカのインシュレータ、AT6099を入れた。
Elacsetup_2 とにかくエキセントリックな外観である。話を聞くとやはり音質的にはサランネット(スピーカー前面を保護する布)を外したほうが性能を発揮するらしいが、やはり付けて使用することにした。顔さえ隠してしまえば質感はいいので、まあ何とか。しかしサランネットからユニットが透けて見えるのう。まあ、慣れだ慣れ。
サランネットを付けるもうひとつの理由は、トゥイーターの直近にいかにもチープなドイツ国旗のシールが貼ってあることで、正直こんなもの剥がしてしまいたいがリセールバリューとかもあるので我慢するのだ。
数日かけてエージング(馴らし)を行った。結構早く進むようで、一日で充分聞けるレベルに達し、少しずつ改善をしていく。
やっと「ボーカルがそこで歌っている」感じになってきた。
これはいい買い物をした。
と思ったが再び重量が悪さをする。

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スピーカーを購入する(3)

Elacface 実はとっくに届いているのだな。
九月上旬到着予定とのことだったが八月中に届いてしまった。写真を撮り忘れたが、重量30kgの棺桶みたいな巨大な箱が二つも到着した時には玄関で途方に暮れた。
箱を開けると、これまた巨大な御本尊と、付属品がこれでもかという位入っているのに笑ってしまった。
前任のQUAD 11L、22Lを購入した時は、「手垢を美しいボディにつけないための手袋」がついてきて失笑したものだ。今度は手袋に加えて「手垢をぬぐい去るためのクロス」まで付いてきた。しかも左右のスピーカーに1つずつ。他にも妙に豪華な取扱説明書やら(QUADは白黒の英文マニュアルだったな~)高音が気に入らなかったときにトゥイーターまわりに貼り付ける吸音材とかなんかいろいろ付いてきた。
低音出すぎを防ぐためにバスレフポートに挿入する詰め物は最初から本体にセットされていた。
足は高さ調整のできるねじ込み式になっていて、スパイクと樹脂のフットが付属する。しかしこの足が樹脂製だった。こんなふにゃふにゃなものどうするというのだ。
まあ、確かに塗装はなかなか美しい。ツキ板仕上げで高級家具かピアノのようだったQUADに対し、ELACは高級車のような感覚か。もちろん筐体を叩いてみても、素材固有の反響音など起こらない。正直箱がアルミなのか木なのかすら分からない。
ひとつだけ言えることは、クソ重いということだ。
これをひとりでセットアップすんのか、ふう。

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スピーカーを購入する(2)

FS249の音質に一目惚れして購入を決断したが、ふとした遊び心で展示品を聞いてみるまでELAC社は考慮していなかったのであるな。
Fs249 ELACを考えもしなかった理由というのはシンプルで、そのあまりにエキセントリックな外観から「美観的に問題外」と考えていたことにある。
なんだかんだいって今まで使っていたQUADの11Lと22Lは美しいスピーカーだ。
ELACは、これが無しとはいわないが、なんともメカメカしい。最近の機種はウーファー(低音ユニット)及びスコーカー(中音ユニット)に多面体の折り目を付け、さらにメカメカしくなった。昔は銀色のつるんとした逆ドーム形状だったが(これもいいかげんエキセントリックだったが)、剛性強化のためにさらに折り目がついたらしい。
試聴するまで、アルミの振動板は音が硬いんじゃないか、という先入観を抱いていた。試聴して愕然とし、その構成をよく調べてみた。なんと実際には振動板(コーン紙)は二重構造で、伝統あるクルトミューラー社(あのタンノイ社の古家具のようなスピーカーなどにも使われている)のコーン紙にアルミを接着したものだった。
「アルミ振動板は音が金属臭くてどーもね」とか言ってる場合じゃなかったのだ。

逆に、トゥイーター(高音ユニット)は特殊な構造だ。今時大抵は硬貨くらいの大きさのドーム型の構造物を振動または膨張収縮させて音を出しているが、入門機を除くELAC製品に使われるJETトゥイータは、なんやしらんが全然違う理屈で動くハイルドライバーという機構の親戚らしい。下記は類似製品を出している会社の解説らしい。
http://www.cfe.co.jp/adamaudio_ca/technology.html
理屈はよくわからないがスペックは途方もないものがある。再生周波数帯域が50KHzまで伸びているのだ。ちなみに人間の耳は年とともに高音が聞き取れなくなるもので、自分の耳はいいとこ18KHzしか聞き取れない。
性能はよいのだが、外観は高音から重低音まで奇異としか言いようが無い形状になり果てた。メカメカしいネジ類がさらにその印象を強化する。

箱の塗装もちょっと変わっている。
QUADのLシリーズはツキ板に7回の塗装研磨を繰り返し、美しいピアノのような黒、または清々しい木目が活きていたが、ELACは高級感こそあるものの、木材というより自動車の表面塗装のような質感だ。まあ箱がアルミでできたモデルもある位なので本当に自動車に近い手法で塗装しているのかもしれない。
あとメーカーロゴが貧乏くさい。QUADのロゴは金ピカでカッコよかったものなあ。

しかしながら試聴で予断はすべて覆った。明晰かつ量感にあふれる低音、そして色気を含みつつあくまで精緻な高音。優れた定位。心に響く音は外観からの印象とまったく逆だった。
エキセントリックなデザインを押しても導入する決心をさせた。

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スピーカーを購入する(1)

延々と前ふりをしてきて恐縮だが、結局ドイツELAC社のスピーカー、FS249を購入した。
購入価格498,000円は、定価(693,000円)を考えればかなりお値打ちに手に入った部類だろうが、個人的にはなかなか辛い決断だった。
なにしろQUAD 22Lはオークションで13万だったのだ。

同社製品で試聴したのはわずかにFS249とFS210CEのみ。しかしこの時点で、次はELACと決心した。
ELACは小型ブックシェルフタイプも強い。ていうかボディがアルミの押し出し材なんてのまで存在する。
が、今まで使っていたのがトールボーイタイプなのでブックシェルフは除外する。ただ後に試聴したブックシェルフも高音質で定位がよく魅力的ではあった。
最上級の600Line Seriesはお財布が無理。だいたい再生周波数55KHzまでって賢狼用ですかそれは。
あとはFS210CEだが、ちょっと悩んだが本来音質差をあまり聞き取れないほどならFS249でいいだろう、ということで止めた。トゥイーターが特殊な機構採用しているとかで高音に気をつけて試聴すればまた違ったのかもしれないが、ただでさえ特殊なトゥイーターを持つELACをさらに複雑にしても、ELAC慣れしていないとついてこれないんじゃないかという気がする。
FS247は魅力的だったが今まで使っていたQUAD 22Lが定価231,000円、247が294,000円とグレード的に大差ないことから、どうせならワンランク上を狙いたいと思い止めた。
消去法、後ろ向きな解決法ではあるな。

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スピーカーを検討する(補遺)

ELACの音を聞いてほぼ指針は決まった。
自分の場合頑にトールボーイタイプを選んでいるが、ELACは小型のブックシェルフなども得意とするようで、一度小型のものでどれくらいできるか試聴してみたい気はする。

店で試聴を頼んで回っているとき、今どんなアンプを持っているのかよく聞かれた。
Acoustic Realityです」と答えてもまるで通じなかった。さすがの秋葉原の店員たちも、デンマークのマイナーブランドまでは把握していないらしい。
「ICEPowerです。ICEPowerをデンマークのマイナーブランドが箱詰めして売ってる奴」と説明すれば、「ああICEPowerなら大丈夫ですネ」との回答が帰ってくる。
やはり無名かAcoustic Reality。まあ逆にうっかり有名になって日本代理店とか出来ると価格が倍になりそうだから、まあいいか。ICEPowerはさすがに有名であるようだ。
ICEPowerといえば、DENON DCD/PMA-CX3があちこちで展示されていた。
しかしなんか店員は難しい顔をする。「あと数万足してDCD-1650SE買ったほうがいいですよ」とまで言う人もいた。確かに新型のDCD-1650SEの音はすばらしい。しかしでかい。
DCD-CX3カワイソス。
確かにDCD/PMA-CX3は小型スピーカーと組み合わせて訴求している例が多く、馴らしも不十分でぱっとしない音のものが多かった。ああやって演奏されないから馴らしができず改善されない、のスパイラルに陥っているんだろうなあ。

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一巡してスピーカーを検討する(9)

実は試聴前に第一候補としていたのはDALIという会社のHELICON400mk2という機種だった。
実物を見てみると、外観はまあまあ。しかし奥行きがナガい! QUAD 22Lの278mmに対し501mmもあるのだ。ていうかなんだよ1ミリて。そこは丸めろよ。
まあいいや。うちの部屋に納まるかな、と思いつつ音を聞いてみた。
外観からの印象と違い、とても暖かい音を出してくれるスピーカーだった。よいものだと思いつつ、自分の趣味とは少し違うと感じた。あと写真の印象ほど高級感はない。
ついでにそこにELACというドイツの会社の製品があったのでこれも試聴した。FS249FS210CE
これはすごい。
低音が団子にならずきっちりと仕分けてくれる。
JETトゥイータとよばれる特殊なトゥイーター(高音を鳴らすユニット)を持っている。こいつはハイルドライバーと呼ばれる機械の親戚だそうで、ボーカルがすばらしく美しく歌う。また実用上はあまり関係ないが、このトゥイータのおかげで再生周波数が極めて高く、50KHzまで再生できる(ちなみにCDには20KHzまでしか入っていない)。
昨今のスピーカーは、箱が密閉されているものはほとんどなく、箱に穴をあけて筒をさしこみ、スピーカーユニットとは別なこの穴からも音を取り出してやり、低音を強調する(バスレフ方式)ことが多い。このポート(穴)は正面または背面に開いていることが多く、特に背面に放射するものは設置場所が壁に近すぎると干渉して音が悪くなる原因となる。
しかしFS249は常識に従わない。こいつの場合底板にやぐらを組んでスピーカー本体はその上に鎮座しており、バスレフのポートは底から下向きに生えていて、底板に向けて低音を放射する。つまりいつも同じ距離の底板に向けて低音を叩きつけるのだ。壁に近づけても音が乱れにくい。
一般的な背面設置のバスレフポートもあるのだが、わざわざ栓をして塞いである。壁からの距離に余裕があり、なおかつ低音に不足を感じる場合は背面のポートも開口できる。高音のほうも吸収材が添付されていて部屋にあわせて調整できるのだそうだ。
しばらく悩んだ末、FS249の購入を心に決めた。FS210CEも素晴らしかったが、こいつはFS249をも上回るハイテクの塊で、ちょっと手が出なかった。
ただELAC、音は素晴らしいが、デザインが、こう、エキセントリックでなァ。
本体の塗装はかなり深みのあるものだから、サランネットさえつけていればそこまで自己主張しないんじゃないかと期待しているが、こうキラキラピカピカしてるとなァ。

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一巡してスピーカーを検討する(8)

FOSTEX社はスピーカーの自作をやる人には有名な会社だ。うちの車にもフルレンジの12センチを付けているが、購入価格からは考えられないほどよい音がする。
そのFOSTEX、自作用やPA用の印象が強いが、一般向けのスピーカーも作っている。G100をデモしているのを聞いたが、素晴らしい定位と臨場感だった。
あまりオーディオに懲りすぎない家で、ポップな色のモデルをオシャレに使ったらとても良さそうだ。
これは、と思いフロアタイプのG2000を聞いたら低音が少し混濁している印象だった。セッティングの問題だろうか。
FOSTEXはコーン紙が耐久性に欠ける印象があるが、今はどうなのかなあ。まあ紙じゃないから大丈夫か。

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