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オリジナル・ノーチラス(3)

2ウェイ以上のスピーカーには、それぞれの受け持ちの周波数帯域を切り出すフィルタが必要であることはさきに書いた。オリジナル・ノーチラスはこのフィルタ、スピーカーネットワークを持っていないということも。
実はこれに類似した機械にチャンネルディバイダーという装置がある。スピーカーネットワークが信号の終端、スピーカー寸前で増幅された信号を扱うのに対し、チャンネルディバイダーはアンプの前、まだ増幅される前の微小な信号を扱う。メリットでありデメリットでもあるのは、アンプの前で帯域を分割してしまうため、スピーカーユニットの数だけアンプを用意する必要があることだ。
実はオリジナル・ノーチラスはこのチャンネルディバイダーを使用することを前提に作られているのだ。それはつまりチャンネルディバイダーを別途購入する必要があるだけでなく、スピーカーの数に合わせて片側4台、左右で8台のアンプを用意する必要があることを意味する。それも相当高級なアンプをだ。
かつてオリジナル・ノーチラスにはチャンネル・ディバイダーが用意されていた。クレル社(高級オーディオメーカー)のOEMだったらしい。たしかこれだけで数百万したと思う。それはいいのだがこのチャンネルディバイダー、2007年に改正された電気用品安全法(PSE法)に通らなかったので販売終了になってしまったのだ(笑)。
オリジナル・ノーチラスは買えないスピーカーであり、置けないスピーカーであるばかりでなく、鳴らせないスピーカーでもあるのである。

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