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2009年8月

一巡してスピーカーを検討する(7)

B&W社は飛ぶ鳥を落とす勢いだ。上級として800シリーズ(800Dが一番高く、805Sが一番安い)がある。全機種チョンマゲを標準装備しているが、これはしばらく前に書いたノーチラス・チューブだ。B&W社は高音から低音までの全レンジをノーチラス・チューブで賄うことは諦め、高音のみにノーチラス・チューブを採用するようにした。
http://www.coneco.net/list_catemaker/01801052/Qm93ZXJzgZVXaWxraW5zL0KBlVc=.html
今回は低音に余裕があるトールボーイ型を希望しているので、ブックシェルフ型の805Sが消える(もっともこの805S、シリーズのなかで最小型最安価だというだけで、客観的に見たら結構デカい)。家に置けるとしても寸法的に803Sくらいまでか。
いくつか聞いてみたが実になんというか、真面目な音だった。モニター的というべきか。実際モニター用なのだが。ちょっと好みでない。
チョンマゲは彼らの技術的自慢であるからして仕方ないのかもしれないが、本体仕上げがQUADほど美しくない。

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一巡してスピーカーを検討する(6)

所有者の方々には不快になるようなことを書くかもしれない。糞耳のおのぼりさんの第一印象と思っていただきたい。
美声と評判の高いソナス・ファベールは一度聞いてみたかった。実際ショップでエリプサ(260まんえん)はふるいつきたくなるような声で歌っていた。
しかしでかい。
こんなもの仮に金があったって部屋に入らねー。
で、なんとか手が届かないこともないクレモナMを鳴らしてみてもらったらエリプサよりかなり落ちる印象でがっくり来た。単体のポテンシャルはメチャクチャに高かったのだが、先に聞いた相手が悪かった。
さらに下にグランド・ピアノ・ドムスという機種があり、これくらいなら自分の予算でも手が届く域だったが、既に興味を持てなくなっていた。
ただしどちらも仕上げはとても美しい。なにしろ製造工程がこうだもんなァ。
話は変わるがスピーカーの前面を覆いスピーカーを保護する布をサランネットという。これはスピーカー保護にはなるが音質は悪化する。
そこで、現行ソナス・ファベールのほとんどのスピーカーは音質に影響が少ないというゴムのすだれ状のものを使っている。が、これゴムだけにびろんびろんで、保護の役にまったくたってない。なら無くてもいいじゃないかと思うが実際取り外しもできる。劣化も早いらしい。謎だ。

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一巡してスピーカーを検討する(5)

先日友人に会いに行くついでに秋葉原を回遊した。
といっても萌え関係ではない。自分はむしろ秋葉原をチャパツのメイドコスプレが闊歩するのを苦々しく思うクチだ。もっとも我々の世代、「自作パソコン」なんていうのも、その前の無線機・受信機・真空管アンプ世代から見れば「基板買ってはめ込むだけのパズルが何だというのだ」と思われていたのだろう。「サブカルの町」としては、戦後ずっと秋葉原はアイデンティティを失っていないのかもしれない。
脱線した。
先日東京に行った件はガンダムの写真などで既にお知らせした通り。主な要件を済ませた後は秋葉原の有名オーディオ店を冷やかして歩いた。ダイナミックオーディオは入りやすかったがレフィーロ&アネーロは慇懃無礼という言葉がよく似合う。まあ大した金ももってないのに「わーすげえアバンギャルドだ」「わーEPIROGUE1&2だ」と、おのぼり丸出しで見回していれば店員としても余裕のある対応はしにくかろ。
まあこれら雲上機械はさておいて、次期スピーカーとして検討していたのは以下のようなものになる。基本的に五十万周辺で、とても気に入ったら無理してもう少し取り崩すか、といった感じだ。QUAD 11Lから22Lに更新した時に低音の大幅な向上で味を占め、基本的にはトールボーイタイプ(床から細めの本体が立ち上がっているタイプ)を狙う。

・ソナス・ファベール クレモナMグランド・ピアノ・ドムス
・B&W 803D/S
・DALI HELICON400mk2
・Thiel CS1.4
このへんを本命にしておのぼりさん丸出しであちこちの店に入ったわけだ。

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一巡してスピーカーを検討する(4)

さて上流から見直してみるとソースには不満が無い。最近はCDをかけることもなくなってしまいもっぱらPCからデジタル出力してDAコンバータで音にしているが、DAコンバータはStellavox社のST2 96/24(36万円)を破格の安値で購入した。当面はこれで充分。

パッシブプリのOBH22。要するにセレクタ付きのボリュームだ。パッシブは音が痩せる、と馬鹿にされるが悪くない。リモコン使えるし。実際プリアンプを内蔵しないプリメインアンプや、あっても凄くショボいアンプは多々存在するのだ。これもちょっと更新の決断はできない。

パワーアンプは先の通り、ジェフ・ローランドやパイオニアSC-LX90
などに使われるICEPowerだ。これも文句なかろう。

ということで、一周回ってスピーカーに不満が出てきた。
低音は出るのだが音が団子になってボコボコボコボコという音になってしまう。本当はもっと壁から離してルームチューニングしてやれば性能発揮できるのだろうが。
そもそも11Lを購入した時、また22Lに更新した時はそれぞれ音質向上に狂喜したものだが、人間飽きっぽいものだ。
他がぐるっと一周底上げされてしまい、スピーカーが取り残されてしまったのだ。

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一巡してスピーカーを検討する(3)

結局、
ソース:ミニコンポのおまけ→LDプレーヤー→PCトランスポート+DA-500G→PCトランスポート+Stellavox ST2 96/24
プリアンプ:ミニコンポ→AVアンプ→パッシブプリ(Creek OBH22)
パワーアンプ:ミニコンポ→AVアンプ→自作デジタルアンプ→Acoustic Reality eAR252
スピーカー:ミニコンポのおまけ→QUAD 11L→QUAD 22L
昔の機械は全部ムダだった、というような有様である。
で、かなり改善した音に満足して聞いていた。しかし小編成クラやピアノはいいのだが大編成はちょっとボロが出る。ホルスト「惑星」の天王星のじゃーんじゃーんじゃーんじゃーんが「もごもごもごもごー」になってしまう。
パワーアンプは泣く子も笑うICEPowerだ。ICEPowerがいかに凄いかというと
ジェフ・ローランド Model102S
の中の人というくらい凄い。ちなみに501もICEPowerだ。
種を明かすとICEPowerにも数種あってうちのは2チャンネルが1基板に乗った廉価版なのだ。しかし悲しいかな所詮はデジタルアンプ、PCの発展と同様新しければ新しいほどカタログデータは向上してしまうのである。eAR252に使われる250ASX2は第三世代の最新型でジェフローランドの採用機より新しい。

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一巡してスピーカーを検討する(2)

さて前記の事情でAVアンプは日常は切り離し、パッシブプリからパワーアンプ、スピーカーへと音楽が流れるようになった。パワーアンプ導入により音質激変したことに味を占めてMarantz/AirbowのSM6100/KAI3なるパワーアンプを導入する。哀れAVアンプは映画視聴時以外目を向けられない可哀相な子となってしまった。
その後スピーカーの低音に不満が出て、11Lの兄弟機である22Lに手を出す。
音の傾向はあまり変わらず低音が豊かになったことに満足するも、今度はパワーアンプが足を引っ張っているような気がしてきた。さんざん悩んだ挙げ句Acoustic RealityのeAR252なるアンプを購入したのは既述の通り。
うちはPCオーディオ中心だが、音の源となるD/Aコンバータ(DAC)もAVアンプ内蔵→DENON DA-500(7万5千円)→Stellavox ST2 96/24(36万円)と発展した。
かくてオーディオ趣味始めた時点での機械は「実は全部不用品だった」ということに相成った。

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一巡してスピーカーを検討する(1)

オーディオを本格的に意識したのは、高校生時に親に買ってもらったAKAIの16万ほどするバブリーなミニコンポだった。一応セパレートでRCAピンケーブルで相互を接続する、割と本格的なつくりだった。スピーカーは50cm×28cmの3way。これは愛聴した。
しかしAVに片足つっこんでLDプレーヤーを購入、その後清水の舞台から飛び下りる気持ちでAVアンプのパイオニアVSA-D7を購入した。
しかしよく確かめずに買ったため、アナログ5.1chが付いていないのに気づかなかった。しかもdTSに非対応だった。音はいまいちだったが、これをAKAIのスピーカーのせいと考えQUAD 11Lにしたのが運の尽き。
もっと、もっといい音で鳴らしたい!
幸いVSA-D7は全チャンネルにプリアウトがついていため、フロント2チャンネルにパワーアンプを追加したらずいぶん音が良くなった。パワーアンプといってもカマデンから出ていた五千円のデジタルアンプキットだが。
プリアウトとパワーアンプの間にパッシブプリを入れることでピュアオーディオの音質も大幅に改善した。

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オリジナル・ノーチラス(4)・電脳コイル

オリジナル・ノーチラスを鳴らすために必要な機械であるチャンネルディバイダーの供給が失われてしまったことは先に述べた。しかし去る8月16日、自分は秋葉原の某店でオリジナル・ノーチラスを見る機会があった。どうやって鳴らしているのかと思ったら、ゴールドムンド社のデジタル・ユニバーサル・プリアンプ、MIMESIS24MEなる機械(580万円)にデジタル処理で帯域分割するプログラムを書き込み、これをもってチャンネルディバイダーの代用としていた。
ちなみにCDトランスポート(CD読み取り機械)は同じくゴールドムンド社のEIDOS REFERENCE(850万円)、
パワーアンプはこれまたゴールドムンド社のTELOS 600(ペア590万)。当然これが8台並ぶ。
ケーブルやらなにやらで総額5000万円ほどの勘定である。
壮絶なシステムである。恐ろしいのはこのシステム、売約済だということだ。
くれぐれも買う可能性はないことを断りつつありがたく試聴させて頂いた。当然クラシック中心に聞いていたが、途中悪戯っ気を出して、持っていた「電脳コイル サントラ音楽集」の「歪んだ光景」を再生して頂いた。
千万円のスピーカーのユニットがばいんばいんと振動する様はいやじつに壮観な風景だった。多分もっとも高価なシステムで再生された電脳コイルなんじゃないかと思う。
音は意外にも普通だった。もっと妙ちきりんな音かと思ってた。まああたりまえの話で、高価なら高価なほどピュアに、つまり原音再生に近づくわけだ。

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オリジナル・ノーチラス(3)

2ウェイ以上のスピーカーには、それぞれの受け持ちの周波数帯域を切り出すフィルタが必要であることはさきに書いた。オリジナル・ノーチラスはこのフィルタ、スピーカーネットワークを持っていないということも。
実はこれに類似した機械にチャンネルディバイダーという装置がある。スピーカーネットワークが信号の終端、スピーカー寸前で増幅された信号を扱うのに対し、チャンネルディバイダーはアンプの前、まだ増幅される前の微小な信号を扱う。メリットでありデメリットでもあるのは、アンプの前で帯域を分割してしまうため、スピーカーユニットの数だけアンプを用意する必要があることだ。
実はオリジナル・ノーチラスはこのチャンネルディバイダーを使用することを前提に作られているのだ。それはつまりチャンネルディバイダーを別途購入する必要があるだけでなく、スピーカーの数に合わせて片側4台、左右で8台のアンプを用意する必要があることを意味する。それも相当高級なアンプをだ。
かつてオリジナル・ノーチラスにはチャンネル・ディバイダーが用意されていた。クレル社(高級オーディオメーカー)のOEMだったらしい。たしかこれだけで数百万したと思う。それはいいのだがこのチャンネルディバイダー、2007年に改正された電気用品安全法(PSE法)に通らなかったので販売終了になってしまったのだ(笑)。
オリジナル・ノーチラスは買えないスピーカーであり、置けないスピーカーであるばかりでなく、鳴らせないスピーカーでもあるのである。

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オリジナル・ノーチラス(2)

ノーチラス・チューブ。
スピーカーユニット背面の振動・音波をいかに抑えるかが肝要であることは前回書いた。そして背面の振動を遮断する箱の形状と吸音材をどう工夫するかで各社鎬を削っていることも。
で、B&W社にいた、ちょっと頭のネジが外れた天才が天才が考えたのがノーチラス・チューブ。長大な、太さが漸減するパイプにスピーカーを取り付ける。諸悪の根源である背面の音は、この長いパイプ内を反射しながら互いに干渉して打ち消しあい消えていく。
で、B&W社、オリジナル・ノーチラス
頓狂な形状だが言われてみれば合理的であることがわかる。上の三本のトゲトゲは太さが漸減し、上記の通り背面の音波を打ち消す。一番下のパイプはあまりに長いのでトグロを巻いている。ちなみに重量はひとつ当たり86.5kgだ。当然最低二つ必要になる。お値段は¥11,000,000である。
なんで筒が4本に分かれているかというと4つ付いてるスピーカーユニットごとに最適な長さのノーチラス・チューブが付いてるからだ。それじゃどうしてスピーカーユニットを4つに分けるのかというと音の周波数ごとに最適なユニットを用意したからだ。空気を揺るがし腹に響くような低音を鳴らすためには、部屋の空気を震わせることのできる大きな面積のスピーカーユニットが要る。しかし巨大なユニットは高速で振動することを要求される高音(周波数の高い音)を鳴らしづらい。かくて信号を帯域(周波数)ごとに切り分けて、最適なサイズのユニットに流し込んでやるのだ。全帯域をひとつのスピーカーユニットでまかなう(分割なし)スピーカーをフルレンジ、分割するものは分割数ごとに2ウェイ、3ウェイ……と呼ぶ。上記オリジナル・ノーチラスは4つのユニットが付いているので4ウェイというわけだ。ちょっと多いが非常識というほどでもない。自分が使っているQUADの22Lでも3ウェイだ。
ちなみにこういう帯域を分割するタイプのユニットに専門外の周波数を流し込んで無理やり音を出させると、最悪ブッ壊れてしまう。このためユニットごとに、専門にする帯域だけを通すフィルター回路を取り付ける。これをスピーカーネットワークという。
フルレンジならスピーカーネットワークは必要ない。また、2ウェイならそれぞれ「ある周波数から上を切り捨てるフィルタ」と「下を切り捨てるフィルタ」でよい。ところが3ウェイ以上になると「ここからここまでだけを残すフィルタ」が必要になって回路は大幅に複雑になる。
で、オリジナル・ノーチラスはどうなっているかというと。
困ったことにスピーカーネットワークが付いていない。
どうなっているんだというところで以下次号。

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オリジナル・ノーチラス(1)

そもスピーカーというのは電磁力で板を振動させることで空気を掻き回し、電気振動を音に変換しているわけだな。
んで、スピーカーユニットの前面がブルブル震えることで音になるのはいいが、問題はそのスピーカーの背面だ。スピーカーの背面も正面とは逆向きにブルブル震えるわけだが、背面にも空気はある。背面から余計な音が出てしまうのだ。ユニット単体で鳴らすと正面と背面の音が干渉し打ち消し合っててんでダメな音になる。
これを防ぎ望ましい音を鳴らすためにはスピーカーユニットの前後を仕切ってしまえばいい。音を通さないほど無限に頑丈で、無限の幅のある板にスピーカーユニットを取り付けるのだ。まあ無限といっても困るので適当なサイズの板(バッフルという)に取り付ける。これが平面バッフルだ。しかし平面バッフルは理論上(無限大に近づけられるのなら)は理想だが、実際には、そのなんだ、困る。
http://images.google.com/images?hl=ja&lr=lang_ja&oe=UTF-8&q=%E5%B9%B3%E9%9D%A2%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%95%E3%83%AB&num=50&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
可能な限りデカく頑丈にしなければならないのだから。
しょうがないので端を折り畳んでやる。どうせなら後ろも閉じてしまえ。かくてスピーカーは箱型になる。見慣れた姿だ。しかしながら内側の空気は閉じ込められてしまうので振動に抵抗する。空気ばねになっちゃうわけだ。これがスピーカーユニットの自由な振動を甚だしく妨害する。ここでもまた大きければ大きいほどという話になってくるが、そうも言ってられないのでスピーカーは小さく作ってアンプの駆動力で押し切るのが最近の流行のようだ。
あと近年はほとんどのスピーカーが完全な密閉型ではなく、開口部を設けそこに筒を差し込んでここからも音を出すようにしている(バスレフ方式)。また四角い箱の内部の壁に音が反射し合って、最悪妙な大きな波をつくり音質を妨害することがあるので(定在波)、中に吸音材入れたりする。しかしうかつに吸音材入れすぎると響きを失わせることになったりするし、そもそも四角い箱がいけないんだと思い詰めた会社はわざと歪んだ形に作ったり、あもう大変だ。
で、バウワース&ウィルキンス社(B&W社)というところが妙なものを考えた。

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お台場ガンダム

体調あまり良くなかったが一応一生ものだと思ってお台場の1/1ガンダムを見にいったのだな。
Gundamyurikamome ゆりかもめ台場駅に降り立つとそこににょっきり非日常が屹立していた。この段階で「うむやはりモビルスーツは兵器にはならん」ということが分かる。でかすぎてゆりかもめの高架をくぐることが出来ない。ジャンプすればいいのかもしれないが対空火器のよいマトだ。まあガンダムは120ミリのゼロ距離連射に耐えていたからいいのかもしれないが。
Gundamwood ううむやはり遮蔽物に隠れるGundambackことができないのはつらい。
いつも思うがモビルスーツって後ろにコケたらノズルぶっ壊れるのとちゃうやろか。機甲戦記ドラグナーでは未使用時にはノズルをバックパック内に格納するギミックがついていたが。
Gundamstand
とにかくでかいのか意外と小さいのかよくわからないサイズだ。当時としてはこれだけ「小さい」のが画期的だったということはわかる。

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