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2009年7月

モリス8型

Moerisfacecompare で。
またかよと言われそうだが今度はモリス社。
以前紹介したLancoは10リーニュという寸法だったが、今度は8リーニュと非常識に小さい。これだけ小さいとベルトが見つからない。もっとも当時としては小型ほど高価だったようだが。これも高級品扱いらしくケースはプラチナ製だ。
Moerisface 顔は三時位置に修理痕がある。カテドラル針で書体もブレゲ数字ではない。むう。
Moerismove しかしこの時計はムーブメントが面白い。名前からピンときた方も多いだろうが、戦前に販売された精工舎モリス型のコピー元なのだ。何が似てるっていうか、同じだ。
うちのモリス型は取り外しのしにくいバンドに固定してしまったため写真出せず。申し訳ない。「モリス型」で検索すれば容易に画像は見られるものと思う。多謝。

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ウォルサム手巻き15石

で。
ブレゲヒゲでないのが残念、と書いた。
実はブレゲヒゲの小型腕時計も持ってる(でかいのは懐中時計をはじめとしていっぱいある)。昨日の写真の一番右にある金色の奴がそれだ。
こいつはあの、有名な、バルカン社(誰?)の過去の作品で結構凄い。バイメタル切りテンプにブレゲヒゲと満艦飾だ。なんだかよくわからないが「ほほー」と適当に相槌を打っておいて頂きたい。
しかし唯一残念なことに裏蓋がヒンジ蓋じゃないのだ。

で。
見つけたのがこれ。
Walthamfacecompare アメリカはウォルサム社の、アメリカの時計だから寸法もリーニュ基準じゃなくてサイズ基準なんだろうな。実はよくわからない。
文字盤は金属製(金干支)。状態は良いがちょっと残念。瀬戸干支が好きだ。針は青焼きのブレゲ針。これは好きだ。

Walthammove 裏蓋は大好きなヒンジ蓋。開けるとスイス腕時計とはまるで違う。いや構造は似たようなものだが派手な彫刻が施されている。ダマスキン模様という。

Walthammovement 手持ちの懐中時計、ウォルサム・ヴァンガードにも派手な模様が刻印されている。これはこれで美しいが個人的にはスイス系の清楚なコート・ド・ジュネーブ模様やペルラージュ模様のほうが好みだ。手前側にサファイアという刻印があるがなんだかよくわからない。とりあえず受けに嵌まっているのはルビーだ。
さてそこで御本尊。
Walthamhairspring 
金色の円環の下にある青いうずまき模様がヒゲゼンマイだ。要するにバネ振り子のバネだ。よくみるとヒゲゼンマイの最外周が一段跳ね上がっている。ブレゲヒゲだ。
ブレゲ針、ヒンジ蓋、バイメタル切りテンプ、ブレゲヒゲと揃った。
しかしアメリカ製はあんまり好きじゃないので探求はつづく。

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LANCO 10型

そういえば昔「ランコ開催します」というSPAMが来た。筆者がランコ社(スイス)の時計を愛していることによく気づいたと一瞬思ったが開いて見たら本文はちゃんと「乱交開催します」と書いてあった。
といってもLANCOの時計は2つしか持っていない。一つは17石の典型的なスイス懐中時計。大好きだがポケットの少ない夏場は懐中時計の出番が無い。
Lancofacecompare もう一つは最近手に入れた。黒いベルトのやつがそれだ。サイズ標記では10型(10リーニュ)のようだ。まあまあ小さい。本当は8型というサイズが好きなのだがあまりに小さすぎ実用性が低い。ベルトの入手からして苦労する。eBayにはいくつか出ているようだが……ベルト一本のために英語力を消費したくない。

Lancoface 顔は百点満点だ。三段瀬戸干支(ホーローの文字盤)は百年近く経過してくすみ一つない。真ん中が青く見えるのはライティングに使ったシュアファイア懐中電灯の配光のためだ。やっぱLEDはあかんのう。文字盤のフォントはブレゲ数字(ブレゲという偉いおっさんが開発したフォント)、針はブレゲ針(ブレゲという(中略)、途中に丸穴のある、まあ要するに写真のような形の針)、青焼きでこれも申し分無い。ガラスの傷はさすがに仕方がない。気になったら酸化セリウムで取ればいいが(ていうか交換すればいいのだが)面倒くさいので多分やらないだろう。

Lancohinge さらに裏側も大好きなヒンジ蓋だ。これは整備性を落とすばかりでロクなことはないのだが、古い時代の名残なので大好きだ。ケースはニッケルにロジウムメッキ、なぜか精工舎製だった。
Lancoescape 機械はア・シールド社製15石バイメタル切りテンプとかなり良好だが、ブレゲヒゲ(ブレゲ略)でないのが残念。かくて探求はつづく。

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シチズン・ダイヤモンドフレイク

パネライを嚆矢としたデカ厚ブームも一段落したようだが、世間の時計はまだまだ大きくなる傾向にある気がする。みんなのあこがれパテック・フィリップすら少しデカくなった。まあ基本金無垢であるパテックはでかいほうがおいしいのかもしれないが、値段はそれ相応どころじゃなくはね上がってるからなァ。
とはいえオフィチーネ・パネライの一般向け販売が1993年。つまりデカ厚ブーム自体そう長い歴史のあるものではない。
まあブームとはそういうものだが。
遠い昔には小さな時計ほど高かった時期がある。また、薄ければ薄いほど偉いというブームがあった。ぶっちゃけ大きくするより小さくするほうが、厚くするより薄くするほうが難しい。
実際とりあえず大きく見せるために時計を開けてみたらより小さな機械にリングかましただけ、という事はよくある。商品になっているくらいだ。
自分は腕が細いこともありデカ厚にはあまり食指が伸びない。というかブームになったのが最近なので値段がこなれてなくて手が出せないというのが真相か。デカくて薄いのなら好みなのだが。
さてデカ薄といえば、さきにセイコー・ゴールドフェザーの話をした。ゴールドフェザーは特殊な輪列を使い、当時世界一の薄さを実現した。これに対抗してシチズンが出したのがダイヤモンドフレイクである。2.75ミリとゴールドフェザーよりほんのちょっと薄い。三針式として世界最薄を実現したとのこと(2針ではユニバーサル・ジュネーブのホワイトシャドウが自動巻で2.5mmというメチャクチャな薄さを実現している)。ゴールドに対しダイヤモンド、フェザーに対しフレークと名前からして対抗心むき出しである。
Dfgoldfeatherorient 写真は左よりシチズン・ダイヤモンドフレイク、セイコー・ゴールドフェザー、オリエント・ロイヤルオリエント。デザインはシチズンらしく、うーんやっぱり対抗心まるだしやな。

Diamondflakemove ムーブメントは赤金メッキで美しい。31石は珍しいらしいが、そうかなァ。
Goldfeathermoveちなみにゴールドフェザーはこんな感じ。
ゴールドフェザーの場合テンプが両持ち式になってるのがとくちょお。
読者の貴方はどちらが好みだろうか?

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Grana(2)

先日のGranaの紹介で、当該業者が扱う唯一のスイス時計というのは間違いでした。あと数個スイス製があり、ヴェアマハトだのルフトバッフェだの……
同じ穴の狢やんけ。

で、実物がこれです。どん。
Grana
カッコイイ。
裏蓋はこんな感じ。どん。
Grana_back 機械はこんな感じ。どん。
Grana_movt
機械はばねに包まれケースのなかで浮かんだようになっています。さらにテンプにはインカブロック耐震装置が付く。当時の時計としては重武装。さすが軍用。
バネ棒がなく引き通し式なのでベルト何か考えなきゃならんなあ。ドイツ国防軍の時計にNATOストラップ付けるわけにもいかないし。いや、イメージとして。

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