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ETAポン、という言葉がある。セイコーのクオーツに対抗し得なかったスイスのほとんどの企業は、時計機械部(ムーブメント)を極一部のメーカーに集約し、各社はドンガラと針をデザインするだけのメーカーとなり果てた。この内部をつくるメーカーのガリバーがETA社である。
嘘だ、うちの時計は裏スケルトンで機械に自社の刻印がある、と思う方もいるだろう。しかしこの会社融通が効き、要請企業のマーキングを入れる他、やすり目の付け方の装飾、機構の一部変更すら請け負う。この内部機構、エンドユーザーでも買うことができる。
http://www.ofrei.com
困ったことにこの店オメガのムーブメントも販売しており、実はケースも適合するものが……(以下略)
さてこうなると「高価な時計買う意味ないじゃん」という気になってくる。心配ない。ROREXはムーブメントを自社で作る。出来は普通だが(ETAは量販効果で価格あたり品質はなかなか良いのだ)。ムーブメントまで作る企業をマニュファクチャールと呼ぶが、もはや数えるほどしかない(セイコー・シチズンは当然この一員だ)し、得意科目によって融通している。
え、あなたの時計はETAって書いてない?バルジュー7750?心配ない。バルジューはいまやETAの一部門である。
機械式はまだいい。臓物が七千円ほどするのだから、一応オーバーホールを行う価値がある。自分なら一万五千円取っていいなら臓物入れ替えて知らんぷりするが。クオーツの宝飾時計だと臓物数百円とかザラである。あとはぜんぶドンガラの費用だ。
やっと理解できた。流行というのはこのように作られているのか。

ときに個人的には宝飾時計といってもカルチェとショパールはがんばってると思う。カルチェはサントス・デュモンに飛行機内で見やすい時計を作って「腕時計を一般が使う」というムーブメントを興した会社であり、ショパールは自社でムーブメントを生産しようとがんばっている。
もっとも女性の宝飾品にも格付けがあるのだろう。そこまでは知らぬ。

ちなみに2ちゃんねるの時計板は徹底的にムーブメント派でドンガラの格は冷笑される。2ちゃんねるの文化には功罪あるが、このあたりの方向性は好きだ。

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