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ヤキを入れる

といっても松下電器やソニーをボコる話ではない。語源通りの焼き入れ・慣らしの話である。
Quad 11Lを先日購入したのは先述の通りだが、なかなか上手く飼い馴らせないでいた。どうも各帯域がうまく繋がらないのとラッパが輝かないのと低音の分離がイマイチと思った。しかしながらweb閲覧していてふと気づいた。慣らしが済んでいないのだ。
購入当初のスピーカーがあまりよく鳴らないのはご存じの通りだしオカルトでもなんでもない。一般的なスピーカーは内蔵する永久磁石とコイルに流し込む電気による電磁石の反発吸着で動く。それを固定しているのはウレタン等でできた縁だ。購入時点で縁がぎこちない動きしか出来ないのは当然だろう。だから慣らしが必要なのだが、まあ一日もあればよかろうと思っていた。
400時間やれ、だそうだ。おいおい、ちょっと待て。
専用CDも売っているが在庫のある店は多くない。webで勉強するに慣らしはせせらぎや波の音などでもいいそうだ。なんか消磁機能とかあるらしいが何の磁気を消すのだろう。
幸い昔買ったCDクリーナーにオマケで各種音声と川・波などの環境音が入っていたのでこれをwavで抜き出し5時間ほどPCから流し続けた。既にシャレにならないほど激変し、柔らかく実にスムーズ、かつ低音も素晴らしく変化した。逆に言うと店頭での視聴もあまり当てにはならないということでもある。ONKYOのD-77MRXは店舗では失望して帰ったが、あれも慣らしを行なえばよかったのかもしれない。巨大かつ中価格のスピーカーは昨今流行らず、あまり動きはよくないのだろう。というかONKYOは既にホームシアター・PCマルチメディアメーカーに転身した趣もある。
慣らしといえばうちのおんぼろプジョーも、10,000kmまで性格が変化し続けた。最初は硬いスポーツ足だと思ったが、1000を越えてしなやかさが出始め、10,000でお買い物に使える柔らかさとしなやかさ、粘りを兼ね備えた足になり、エンジンもスムーズになった。極言すれば試乗車では自動車の本当の価値は判断できないという事になりかねぬ。まあ実際には実生活での便利さは飼ってみなけりゃ分からんわけで、試乗車から類推していくしかないのだが。
まあ、筆者はスピーカー、自動車ともに長く付き合うべき伴侶を既に定めた。当面はこうした博打を打つ必要はなくなった。
改めてQUADはカッコイイ。どれくらいカッコイイかというと
http://www.hifido.co.jp/merumaga/040123/akiba.html
こんなにカッコイイ。コントロールアンプに電源スイッチしか付いてなくて音量調整すらリモコンでしか行なえないって、なんだ、それは。ちなみに電源とエジェクトボタンしかないCDプレーヤーも作っていた(本体に再生ボタンが無い)。
本来はESLシリーズを語るべきだろう。このスピーカーには磁石が無い。振動板の前後に高電圧を掛け、震動板に電圧をかけることで震動を発生させ音とする。このままだとこの巨大な障子からまっすぐにしか音が出ないので、中央の振動板より周囲をわずかに遅らせることでホイヘンスの原理を働かせて音を広げる(昔のタイプは本当にまっすぐ前にしか音が出ないらしい)。要するにイージス艦のレーダーと同じ理屈である。さすがにコレには手を出さない。

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