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機械の更新

筆者はDENONが好きだ
DCD-1650GLが好きだ PMA-390が好きだ DL-103が好きだ(中略)
CECにA級アンプを安価で販売され地べたを這いずり回るのは屈辱の極みだ
ONKYOがデジタルに全移行し

まあいいや。しかし伝説のCDプレーヤー、DCD-1650GLは買えなかった(構成がバブル大爆発なのでコレクションとしては今でも欲しいが、機器は遥かに新しい構成が安価ででている)。かわりにその次世代のDACであるDA-500Gを購入した。
DACってなんだよ、と思うかもしれない。デジタルデータを受け取ってピンジャックなり何なりのアナログに変換する機械である。要するにトランスポート(機械稼働部)+DAC(アナログ変換)=CDプレーヤーだ。カーステやっていると分かると思うが電源ノイズというのは結構でかい。モーターがまわれば繊細なアナログに回すべき電気を汚す。かくて上級機はセパレートになる。
例えばこんな具合である。
http://www.denon.jp/museum/products/dps1.html
http://www.denon.jp/museum/products/das1.html

スケール感が狂うと思うが上のDP-S1は横幅43センチ。中央の小さな黒い蓋がCD部分で、あとはもう金型状態である。下がDACだ。逆に、これを入手してポータブルCDでもiTunesでも音を入れれば「なんとなくDENONの音」になってしまう。
さてなんぼなんでもということで、DENONは安価なDACを販売した。DA-500G、7万5千円。
機器の性能としてはDCD-1650AL(GLの後継機だが、バブル崩壊の煽りをうけ半導体を進化させると共に「不要な」部分を簡略化している)ちょい下相当か。中は二のバーブラウン社のPCM1702と呼ばれるチップを中核とする。コレ秋葉原で当時1個1万くらいしたので価格的には妥当というか、……ひょっとしてCDプレーヤーってDACにオマケでトランスポートが付いてくる機械なのか?などとも思う。ちなみにDENONはバーブラウンの標準回路を改良し、独自開発のチップを取り付けて音質を改善している。
うちにはヤフオクで安価に買った傷だらけのDC-500Gがあり、今も現役に活躍している。
これのスゲェのはiTunesだろうがパイオニアのLDだろうが全部「DENONの音」になってしまうことだ。原音再生というよりは音の艶と厚みを重視し、解像度は少し劣る。しかし、筆者は大好きというか、『親父が持っていたアンプがDENONのPMA-750』だったのだ。幼児体験かもしれぬ。そも長男4歳の時に7万5千円のアンプなんか買うなよ道楽親父。

DA-500Gは、コスト的度外視のS1シリーズと違い「限られた値段で極力マトモな音を出す」という制約がある。例えばPCM1702のデータシートを読むと、OP2604というチップを4つ使うよう指示がある。OP2604は現在でも若松で800円以上する。これだけで3200円だ。7万5千円の機種に積んだら利益が吹き飛んでしまう。このため200円程度の国産の安いチップに変えられていた。
もはや保証もヘチマもついでにPSEもないのでここは交換した。ただし二つはOP2604をさらに越える高品質のOP627とした。OP627は少々機構が違い、OP2604相当にするには2つを組み合わせる。つまり0P2604×2を代替するには4つ要る。ヤフオクでいっこ二千円である(最安価個人輸入でも4つで5千円程度なので送料で足が出る)。既にコスト観念は遥か彼方に捨て去られている。OP2604(アクティブLPF回路というものに使うが、名前は覚えなくて良い)は概ね800円程度でこれも二つ必要だ。本気でやるならこちらもOP627×4だがなんぼなんでも逸脱が過ぎる。

さてしかし若干のノイズが載る。なんか変だと思ったらケミコンの容量抜けだった。ケミコンの容量抜けというのは、数年自作パソコンやっていた人なら一時期マザーボードが連続死したのをご存じだと思うが、あれだ。大容量の蓄電、または交流(信号)を通して直流(スピーカーにこれが流れると、コイルは単なる発熱回路と化しブッ壊れる)を止める、逆に蓄電能力を使って脈流をブッ殺す(超高速充電池みたいな能力を持っているので、電源が安定しないときにこれをぶち込むとある程度補償してくれるのだ)など様々に重宝されるが、マザーボードが壊れるのは後者、急速に消費電力の増えたCPUが食い散らかす電気をなだめる部品が疲弊して心臓麻痺を起こすパターンだった。それ以外の用途である今回も、ケミコンは劣化の要因となる。結局ここは定評の高いサンヨーのOSコンを入れた。一個200円くらい。8個に留めた。さらに高精度の再生のためマスタークロックジェネレータを……
音質的にはよい方向に激変したがどんどん「DENON臭さ」がなくなってくのが寂しい。

話は変わるがウォークマンを購入した。ソニーNW-A1000である。本音としては「Appleが大嫌い」だからだが、現実としてうちの音楽ライブラリは300kbpsで10GBちょい程度、Appleのラインナップにはちょうど合う製品がないのだ。NW-A1200を待つのが正解だろうが。
しかしソフトの出来の悪さに辟易する。うちのデスクトップは長年起動ドライブがCではなく(増設HDDを起動ドライブに進化させた繰り返しの結果だ)、こいつを付けると増すストレージクラスとして認識し……ウォークマンから起動しようとして停止する。しかも音楽データはSonicStage経由での転送なのだ。

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