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飢餓と欲望

オタクというのはある種の事柄に執着する種族のことだろう。さらばわたしは明確にオタクだ。執着には原体験がある。わたしの原体験は間違いなく、こころの飢餓だ。

わたしは貧乏な家で育った。しかも、親は左掛かった厳格さで、小学生の頃は漫画の一冊、ゲームの一本すら許されなかった。なにしろファミコンもスーパーファミコンも買ったことがないのだ。メガドライブ持ってたのは内緒だが。

歪んだ心は猛烈な所有欲として現れた。欲しいものはどうしても欲しく、また手に入ると純潔なもの、そして予備が欲しくなる。とはいえ愛車のエンジンまるごと一個持ってるのは我ながらやりすぎだと思う。

きっかけは小型懐中壱式
http://homepage3.nifty.com/katokichi/page004.html
の第4回配布に当選したことだった。小さい。すばらしく小さい。なにしろE1eよりはるかに小さいのだ。軽い。シュアファイアのように殴って殴りぬける感はないが、しかも明るいのである。CR2電池という変わったものを使うが充電池でいける。感動した。edc(Every Day Carry)はとにかくコレである。
しかし生来の執着心が身をもたげる。紛失したらどうする。職場用にもう一本欲しい。かくてサンドイッチショップが販売するFirefly CR2版(上記カトキチ氏サイトのいちばん左のものがCR123A版)の並行輸入に踏み切る。ただし完成品ではない(というか完成品は売っていない)。自分で規格を指定して組み立てるのである。自分の不手際があり輸入には一カ月を要した。しかしながら組み立ては簡単で、工具一本で数十分で組み上がってしまった。まあ必要な工具というのはスナップリングプライヤーというおかしな締め工具で、こんなもんが一般家庭にあるかどうかは筆者の知るところではない。

firefly
左から順に壱式、Firefly、Surefire 6P(12センチ)である。上は泣く子も笑うSurefire 9AN(48,825円)だ。壱式ほどではないが明るい。壱式より若干重い(ボディに銅を使っているため:現在の高輝度LEDは熱が寿命に直結する)が気になるほどではない。CR2ボディではフルパワー45分といったところか。

なかなかよいので職場用に使うことにするが、笑い話は多数あるのでのちのち書くことにする。規格的には5W Luxeon Portableを入れることも可能なはずだが、まあ冗談のうちだろう。手で握れないほど熱くなるのは壱式も同じで、まあ仕方ない。ガラスはマルチコートのUCLレンズなので融ける心配はないが、レンズは融けるかもしれない。

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