シチズン・ダイヤモンドフレイク
パネライを嚆矢としたデカ厚ブームも一段落したようだが、世間の時計はまだまだ大きくなる傾向にある気がする。みんなのあこがれパテック・フィリップすら少しデカくなった。まあ基本金無垢であるパテックはでかいほうがおいしいのかもしれないが、値段はそれ相応どころじゃなくはね上がってるからなァ。
とはいえオフィチーネ・パネライの一般向け販売が1993年。つまりデカ厚ブーム自体そう長い歴史のあるものではない。
まあブームとはそういうものだが。
遠い昔には小さな時計ほど高かった時期がある。また、薄ければ薄いほど偉いというブームがあった。ぶっちゃけ大きくするより小さくするほうが、厚くするより薄くするほうが難しい。
実際とりあえず大きく見せるために時計を開けてみたらより小さな機械にリングかましただけ、という事はよくある。商品になっているくらいだ。
自分は腕が細いこともありデカ厚にはあまり食指が伸びない。というかブームになったのが最近なので値段がこなれてなくて手が出せないというのが真相か。デカくて薄いのなら好みなのだが。
さてデカ薄といえば、さきにセイコー・ゴールドフェザーの話をした。ゴールドフェザーは特殊な輪列を使い、当時世界一の薄さを実現した。これに対抗してシチズンが出したのがダイヤモンドフレイクである。2.75ミリとゴールドフェザーよりほんのちょっと薄い。三針式として世界最薄を実現したとのこと(2針ではユニバーサル・ジュネーブのホワイトシャドウが自動巻で2.5mmというメチャクチャな薄さを実現している)。ゴールドに対しダイヤモンド、フェザーに対しフレークと名前からして対抗心むき出しである。
写真は左よりシチズン・ダイヤモンドフレイク、セイコー・ゴールドフェザー、オリエント・ロイヤルオリエント。デザインはシチズンらしく、うーんやっぱり対抗心まるだしやな。
ムーブメントは赤金メッキで美しい。31石は珍しいらしいが、そうかなァ。
ちなみにゴールドフェザーはこんな感じ。
ゴールドフェザーの場合テンプが両持ち式になってるのがとくちょお。
読者の貴方はどちらが好みだろうか?
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